2007年11月27日〜2008年5月23日 上海からスタートした私達の旅は、まず最初に中国の東部を南下。東南アジアはベトナム北部から入り、ベトナム料理を堪能したり、アンコールワット遺跡に感動したり、タイでスキューバやトレッキングなどアウトドアを楽しんだり、ラオスでは水掛祭りに参加したりと、東南アジアの素朴な雰囲気と物価安にはまって、現地の空気と同じようにのんびりと生活しました。 ラオスから中国の雲南省へ再入国。最初に1ヶ月間旅した中国ではあまり気持ちよく楽しめなかった私達でしたが、雲南省、四川省では毎日美味しい料理を食べて、きれいな景色をたくさん見て大満喫の中国旅行でした。 しかし、北京オリンピック前のチベット暴動で外国人のチベット入境が不可能になり、ネパールへの行く手をはばかれ今後のルートをどうしようかと考えていたときに、なんと成都で四川大地震に遭遇してしまいました。チベット暴動と地震で今は中国を旅する時じゃないと判断。西のネパール・インドはこれから酷暑だ!運もない!中途半端になってしまったアジアにはいずれまた来ようということで、香港から東へロサンゼルスに飛びました。 カンボジア/シェムリアップ タイ/タオ島 ラオス/ルアンパバーン 中国/成都 今日の旅心/成都で地震に遭う
2008年5月24日〜2008年8月31日 ロサンゼルスに到着した私達は、アメリカの物価についていけず、ミュージカルを見た後にさっさとメキシコに入国。過去最高の36時間バスに乗って南下し、メキシコ各地を巡りながらカリブ海のカンクンまで行きました。その後キューバを2週間旅してカンクンへ戻ってからはカリブ海を満喫。グアテマラではスペイン語を勉強する為にホームステイをしたり、お土産をたくさん買ったり、日本人宿で仲良くなった旅人達と楽しく過ごしましたが、当初予定してした中米2ヶ月間をあっという間に過ぎてしまい、このままでは南米に辿り着く日がどんどん先になりそうだ、と急いで国際バスに乗って4カ国を一気に通過し、パナマへ向かいました。 USA/ロサンゼルス メキシコ/メキシコシティ キューバ/ハバナ グアテマラ/ケツアルテナンゴ(シェラ)
2008年9月1日〜2009年3月25日 この旅で一番楽しみにしていた南米はコロンビアのボゴタからスタートしました。南米=治安が悪い とびびっていた私達は、コロンビアをたった1週間で出国。後になって後悔するのでした。 その後は小さなエクアドルで1ヶ月も滞在し沈没しかけました。楽しみにしていたペルーでは町で出会った日系の方にお世話になったり、ナスカの地上絵を見たり、マチュピチュやチチカカ湖へ行くなど、一番の見所を仲良くなった旅人達と楽しく旅をしながら、日々エンジョイするのでした。 ボリビアに入ってからも見所は続き、アマゾン地帯であるルレナバケへ。そしてこの旅で一番楽しみにしていたウユニ塩湖に水が溜まるのをしばらくラパスで待ちましたが、結局雨季の訪れが遅かった為にウユニへ行くことを止めて、i podを安く買うためにチリに入国。そのままチリとアルゼンチンを陸路で南下し、オンシーズンのパタゴニア地方へ。キャンプやトレッキングを楽しんだ後、世界最南端の町ウシュアイアにたどり着くのでした。 最南端の町からは一気に真夏のブエノスアイレスに飛び、南米の見所の一つであるイグアスの滝へ。そしてパラグアイでしばらく旅人達と日々の生活を楽しんだ後は、ブラジルへセナのお墓参りに行ってから再びボリビアへ。ウユニ塩湖に雨が溜まるのを期待して再度入国するのでした。 しかし09年は全然雨が降らなかった年で、結局2週間ウユニの町で待ちましたが雨は溜まらず。嫁がウユニの後に行こうと勝手にチケットを購入したイースター島に行った後、再度山を越えてウユニへ向かいました。その時に往復したバスの合計時間は約70時間。この頃になると、もはや「ウユニに雨が溜まるまで絶対待つ!」と意地になっていました。 そしてリベンジしたウユニ塩湖でやっと最高の景色を見ることが出来た私達は、南米にやっと別れを告げることができたのでした。 ペルー/マチュピチュ ボリビア/ルレナバケ アルゼンチン/エル・チャルテン ブラジル/ボニート ボリビア/ウユニ塩湖[1回目] チリ/イースター島 ボリビア/ウユニ塩湖[2回目]
2009年3月26日〜2009年5月14日 南米以上に未知の世界、アフリカ。到着地のケープタウンでは、コロンビアに到着したときよりも不安のスタートでした。 ナミビアではレンタカーでナミブ砂漠やヒンバ族の村へ行ったり、キャンプで生活をするなど、トラブルもありながらもこれまでと違った毎日は思い出深い旅となりました。しかし、アフリカはこれまでの地域と比べて見所が少ない、やることもない、その上治安も良くない。しかもこの1年半で予定よりも予算が無くなっていた為にアフリカをさっさと北上し、予定よりも早くケニアのナイロビへ到着してしまいました。 無事にケープタウンからナイロビを旅した私達は、「アフリカは意外と大丈夫だったなー」なんて思っていましたが、最終日の空港へ向かう直前、ナイロビのダウンタウンで小規模の暴動に遭遇してしまい、アフリカ一番の怖い思い出となりました。 ナミビア/ナミブ砂漠 ナミビア/ヒンバ族 ケニア/マサイマラ国立公園 今日の旅心/ナイロビダウンタウンでの暴動騒ぎ
2009年5月15日〜2009年7月10日 アフリカからヨーロッパへ。全ての環境がガラリと変わったため、同じ地球なのかと信じられない不思議な感覚に陥ったヨーロッパスタート。全てがキラキラ輝いて見えました。都会が好き、ヨーロッパ大好きな私達は、一気にテンションが上がりましたが、ここは世界屈指の物価高ヨーロッパ。物価高と戦う日々でした。 ヨーロッパでは見所を抜粋して駆け巡り、イタリアでは読者の方とお会いしてお世話になったこともありました。ドブロブニクでは猫だらけの町に感動したり、寝ることを惜しむくらい満喫したヨーロッパ旅行。しかし良い事は続かず、 サラエボで乗った夜行列車で盗難に遭ってしまうのでした。そのときの被害額は12万円、しかしそのときの感覚としては120万円を失った気分の私達は一気にテンションが下がり、缶詰を食べる生活を続けました。 イギリス/リバプール フランス/パリ イタリア/フィレンツェ クロアチア/ドブロブニク ボスニア・ヘルツェコヴィナ/サラエボ オーストリア/ウィーン
2009年7月11日〜2009年8月28日 イスタンブールから中東編をスタート。トルコはヨーロッパの一部という説もありますが、ヨーロッパから来た私達にとってはトルコはイスラムの雰囲気が漂う中東諸国の一部でした。トルコ料理はあっという間に飽きてしまいましたが、カッパドキアや遺跡を楽しみ、本格的なイスラム国シリアへ入国。シリアの名物アレッポ石鹸を24個買い溜めした私達は重い荷物を持ちながら南下してヨルダンへ入国、そしてイスラエルへ聖地巡礼へ行きました。暑さもあってかこの地域の人々のあつかましさが自分達と合わず、日々イライラが上昇。一旦紅海のダハブのマイナスイオンによって解消されましたが、エジプトの主要観光地へ向かうとそのイライラが一気にヒートアップして、優しい気持ちになれなかったエジプト旅行となりました。 トルコ/カッパドキア イスラエル/エルサレム ヨルダン/死海 エジプト/ダハブ エジプト/アスワン
2009年8月29日〜2009年11月22日 夫が「お台場のガンダムは世界遺産」だと言い出し、中東の暑さとラマダンと日々のイライラに耐えかねた私達は、予定よりも早く一時帰国をすることにしました。そこで1年9ヶ月ぶりの日本を1ヶ月間満喫し、荷物の大減量をした後にインド・ネパールへ行く為にまずはタイへ再出発。久々の東南アジアが面白くて、ダイビングをしたりしてなかなかタイを抜け出せない日々を送りました。 そしてインドへ。期間を1ヶ月に絞り、その代わりちょっと贅沢にして何不自由なく快適なインド生活を送りました。そしてベストシーズンのネパールでは3泊4日のトレッキングやお土産を買い漁るなど、最後の旅を満喫しました。 ネパールから再びバンコクへ。そしてプロモーション価格のチケットで台湾に飛んで美味しい料理を食べてから、無事に帰国するのでした。 700日間、50カ国の旅路は無事に終わりました。 タイ/バンコク インド/エローラ遺跡 ネパール/ポカラ ネパール/カトマンズ