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2009

リヴァプールVSトッテナム ダフ屋で奮闘の巻

国/イギリス【32ヶ国目】 滞在地/リヴァプール【106ヶ所目】

■ビートルズが出身した町

バルセロナから飛行機でリヴァプールへ。ヨーロッパで有名な格安航空会社easy jet社で買ったEチケットは、燃料費など全て込みで1人59ユーロ!3週間くらい前にネット購入したのでとても安くすみました。時期や区間によっては10ユーロとかで乗れてしまうというヨーロッパの格安航空会社は、ヨーロッパ旅行には利用価値大!
さて、リヴァプールといえばビートルズ。深夜に着いたその日からビートルズ観光は始まっていました。なんと空港名は『John Lennon airport』
早速次の日にはリヴァプールにある、ビートルズゆかりの地へ行きました。歌詞に出てくる通りを歩いたり、デビューを飾ったというマシューストリートのパブへ行ったり。私達はリアルタイムを知らないけれど、今でも世界中の人に愛されているバンドってすごい。お土産屋はパブには若者から年配までたくさんの人がいました。
リヴァプールで聴いたビートルズの曲はとても贅沢に感じました。思わず口ずさんでしまいます。これからもっと好きになりそう。
それと5年ぶりに訪れたイギリス。それにしてもイギリスの地方都市は、改めて訪れると赤レンガの家々は趣があるというか、寂しい雰囲気を感じました。しかもリヴァプールは緯度が高いので、スペインに比べたらだいぶ寒く、5月下旬だというのにコートを着ている人もいました。この曇っていて寒くてグレーな雰囲気は、まさしくイギリス! でも季節は夏に向かっているので、夜10時過ぎにやっと夜になりました。北半球はもうすぐ夏ですね。

《アユミ》

■リヴァプールVSトッテナムの前のダフ屋VSタビゴコローズ

南米で結局一回もサッカーの試合を見られなかったので、ヨーロッパへ行ったら絶対見に行こうと思いプレミアリーグの試合に行ってきました。
と言っても簡単に見れたわけではなく、とても苦労しました。
ヨーロッパサッカーは人気があり、特にイングランドの人気チームはクラブ会員だけの販売やWeb販売だけとチケットの入手が難しいとのことでした。
しかも試合の場所と僕達の滞在期間や移動を考えるとレギュラーシーズンは最後の1試合しか見られるチャンスがなく、色々悩んだ結果、大きな試合よりも自分が見たいリヴァプールFCの最終戦を見に行こうと決めました。
なので、今回イギリスに来たのはサッカーの為と言っても良いくらいです。
アンフィールドロードしかし僕達はネット環境の最悪なアフリカで一番肝心なWeb販売の時期を逃してしまっていたので、チケットをどうやって手に入れようか悩んでいましたが、ハクナマタタの心意気で乗り込みました。
と言っても何の手立てもなかったのでとりあえず宿のオーナーから聞いてみると、「残念ながら最終戦は地元民でも難しだろう」と。ガーン!ただ「ダフ屋がいるからリスクがあるけど試合直前に行ってみろ」と言われました。リスクって何だと思いましたが、明日の下見を兼ねて会場のアンフィールドロードまで行ってみました。
オフィシャルショップ到着するとあまり人がいないのにオフィシャルショップだけが開いていて、数人のダフ屋がウロついていました。とりあえず値段を聞いてみると、ナント1枚150£(22,500円)!正直高くても日本円で1万円もあれば何とかなるかと思ってたので、少し絶望的になりました。明日のキックオフ後だったら多少値崩れを起こすのではないか、という宿のオーナーの言葉を信じて、それに賭けてみることにしました。
試合当日、買ったばっかりのリヴァプールのマフラーをリュックに入れ、意気込みだけは十分と試合会場へ向かいました。近づくに連れ赤いユニホームを着た人たちが増えはじめ、会場の入口は真っ赤な人だらけになり、僕達もなんだかチケットも無いのにテンションが上がりました。
試合が始まるまでその辺で座っていれば、どうせダフ屋に声をかけられるだろうと待っていると、なぜか昨日とは違いダフ屋が寄って来ない!?もしかしてもうチケットなくなってしまったのでは、と少し心配になり少しウロウロしていたら、お巡りさんに連れて行かれるダフ屋らしき人がチラホラ。そこでようやく宿のオーナーが言っていた『リスク』の意味が分かりました。ようするに当たり前だけどダフ屋は認められて無いようで、昨日はお巡りさんがいなかったので堂々とチケットを売れたけど、本当は見つかると捕まるのでコソコソしなくてはいけないということか。
当日の様子それを踏まえて少し離れた場所まで行き、様子を探るとやっぱりいましたダフ屋さん。僕達も面倒くさいことになるのは嫌なので、コッソリ近づき値段を聞くと80£まで下がっていました。おおーこれならしょうがないかとチケットを見せてもらうと、んん?あれれ?昨日見た150£のチケットと少し違うようことに気付きました。ああーホントのリスクはこれだったのかー・・・。
それから何人かのダフ屋にチケットを見せてもらい、偽物チェックを始めると、ほとんどが偽物臭くダフ屋に「これは怪しいからいらない」と言うと、「これならどうだ」とまた別のを持って来たりしました。さすがに怪しすぎて買えません。
そんなことをしてる間に試合も始まってしまい、気付くとダフ屋も警察も帰り始めてしまい、本気で諦めかけ焦っていると、1人のダフ屋が本物らしいチケットを持ってこっちへ来いと言ってきました。確かに本物っぽく、でも少し悩んでいると、様子を見ていたらしい別の客にチケットを横取りされてしまいました。僕らがアワアワしている合間にその客は大喜びで飛び跳ねながら会場へ走っていきました。
これで完全に運を逃したと思いました。
気持ちが折れかけましたが、それでもまだ試合は始まったばかりだとキョロキョロ怪しい動きをする人を探していると、今度はチケットを売買している現場を発見!すぐに声をかけると1枚だけあると言われました。しかも本物っぽいし、アユミが「行っておいでよ」と言ってくれたので、これが最後のチャンスだと思い80£でようやくGETしました。
座席 さっきはムカッときた横取りの客と同じように、飛び跳ねるような気持ちでした。
そしてドキドキしながら入口でのチェックを通過し急いで入場、席に着いて一息ついた瞬間ハッとしました。
なんと自分がアウェイのトッテナム側の客席にいました。なんともまぁ、チケットが残ってるわけだ。
もちろんリヴァプールのマフラーは巻けないし、赤い服を着て来なくて良かったと思いました。

■試合中のお話

試合中席はアウェイのゴール裏だけど、前から15列目くらいのとても見やすい位置でした。しかも僕が席に到着してすぐに目の前でゴールが決められ、結果3-1で試合が終わるまで全てのゴールの瞬間を見れました。
サッカーの試合は日本でも観たことがなくこれが初めてだったのですが、思っていた以上に選手に近いところで観戦できることにビックリ。しかも2階席ではなく一階席だったので最高に良かったです。
リヴァプール試合中いつ暴れ出すか分からないくらい終始野次や暴言を飛ばしていたトッテナムサポーターの中で、熱狂的なイギリスのサポーターの雰囲気を感じることが出来、結果ここで良かったんじゃないかなと思いました。
しかも最終戦ということで、試合後リヴァプールFCの選手が会場を一周してくれました。僕の座っていた周りはトッテナム側だったので、試合が終わるのと同時に人がいなくなってしまい、試合後の選手を一番前まで行って見ることが出来ました。ラッキーでした。
試合後のパレード試合前色々大変でしたが最高のサッカー観戦になりました。チケットは正直もっと落ち着いていればもうちょっと安く変えた気がしますが、結果良い場面が見れたので良かったです。
また行きたいです。

《マサヒロ》
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交通情報
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ポイント
masa テンション
★★★★★
巨人も良いけど、サッカーも良いねぇ!
ayumi テンション
★★★☆☆
寒い!まだコートを着ている人もいる!
【治安】セントラルも郊外も治安良し。でも夜のセントラルはヤンキーみたいな若者が道端に座り込んでいて、ちょっぴり雰囲気はよろしくなかった。5月下旬は夜10時くらいまで明るい。
【物価】ロンドンよりは安い。1人14ポンド出せば、キレイな個室に泊まれる。
【交通】
市内の鉄道やバスは高いので、1日乗り放題チケットを買うべし。3.3£
【食】特にこれといったものはなく自炊。
メモ
【リヴァプールには2チーム】
看板
リヴァプールの町にはリヴァプールFCの他にエバートンFCというもう1つのチームがあり、実は歴史はエバートンFCの方が古く、町でもエバートンFCのユニホームを着て歩いている人が多かった。
ホームグラウンドも近く右へ曲がるとリヴァプールFC、直進エバートンFCという具合に近く、対戦のときなんかはものすごく盛り上がるようです。
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