■イタリア料理ってこんなに美味しいの！？

今から1ヵ月半前、これからヨーロッパをどう周ろうかと夫婦進路検討会議をしている頃に、フィレンツェに住んで約10年の純子さんという女性からあるメールを頂きました。
『もしイタリア・フィレンツェへ来られるようでしたら是非連絡してください。』
南米情報をインターネットで探していたところ、私達のサイトに辿り付いたそうです。当初からイタリアは何ヶ所か周ろうと思っていたのですが、そのメールを頂いたことがきっかけで、フィレンツェでなんとメールの送り人である純子さんにお会いしました。
旅人以外でHPを見てくださっている人とお会いするのは、今回が初めてだったのでドキドキ。しかし、お互い旅行好きという共通点があったことやイタリア生活などの話が弾み、とても素敵な出会いとなりました。
フィレンツェの歴史の話を聞きながら、まず最初に連れて行ってもらったのが、フィレンツェの町が見渡せるというミケランジェロ広場。フィレンツェは中世の頃の町並みが残っている町なのですが、映画『冷静と情熱の間』で、赤い屋根の大きな教会とキレイな町並みが印象的だったので、「この町にも遂に来たんだ」と思わずじーんとしました。この場所は特に気に入って翌日も行ってしまったほど。
まさに想像するヨーロッパ！
その後3人でイタリア料理へ。フィレンツェの地元の人達に人気のレストランへ連れて行ってもらいました。
まず、チーズ。日本では食べたことがないようなトロッと深みのある味で、チーズ好きの私達は思わず目を合わせてしまうほど。
その次は海鮮パスタ。そのパスタはFreschiという生麺だったのですが、普通の麺だったらきっと芯が残ってしまいそうな固麺。こんなにコシの強いパスタは初めだし、貝と海老の味付けとオリーブオイルの風味がこれまた絶妙でなんとも美味。
なんて幸せなんだ。
更に生ハムどっさりのピザも。生地がパリッとしていて屋台のピザとは違う！その度に「うぁ〜」という感じで目が輝き、終始2人で「イタリア料理は美味しいね〜幸せだね〜」と言っていました。 最後はティラミス。チーズが濃くてとても美味しいティラミスでした。
さすが人気のお店なだけあって、帰る頃には次を待つお客さんでいっぱい。
ここ最近はマクドナルドの1euroチーズバーガーにスーパーで買ってきたカットサラダを挟んで「ベジタブルスペシャルバーガーだ！」とか言ってそんなものばかり食べていたので、本物のイタリア料理を食べた後、既に過ぎ去ったイタリア5日間にちょっと反省しました。
「そういえばまだピザ1回しか食べていなかった･･･。イタリア料理ってこんなに美味しいのか･･･。」
純子さん本当にご馳走様です！！ その後、イタリア人の旦那様であるヴィエリさんとご友人夫婦と合流。歴史マニアだというヴィエリさんによる、夜のフィレンツェ観光が始まりました。
例えば、「この通りはVia dei Neri(直訳：黒い通り）といって、昔ペストが流行ったときに、黒いマントを被った人たちが通った道なんだよ」だったり、「この角にある丸い金具は、その昔馬をつないでおいたものなんだよ」「この壁の絵は、レオナルド･ダ･ヴィンチが描いたと言われているんだよ」など、普通に町を歩いているだけでは知ることは出来ない、興味深いお話をいくつも聞かせてもらいました。そういう話を聞くと、より一層興味が沸いてくるフィレンツェ。
フィ、フィレンツェ、面白い。2泊の予定だったのですが、その日のうちに延泊することに決定。次の日はお2人ともお仕事がお休みだった為、なんと翌日にトスカーナの近郊の町へ1日ドライブへ連れていってもらうことになりました！！
な、なんて贅沢なイタリア旅行なんでしょう。

その日記は次号で。ぶどう畑とオリーブ畑のトスカーナ編です。

■フィレンツェの町

フィレンツェに来て、まず目に付いたのが町の中心にあるドゥオーモ。
町の規模からしたら少しデカすぎなんじゃないのってくらい、町のど真ん中にドドーンとデカイ教会が建っていました。とてもインパクトのある建物で、見た瞬間からテンションが上がりました。今まで見てきた教会のようにガッチガチの彫刻の掘られた建物でなく赤と白と緑のイタリアンカラーの大理石を使った建物でとても新鮮でした。
ここまでのヨーロッパの町は、ほとんど大都会やヴェネツィアのような現実離れしたテーマパークだったせいもあって、想像していた様なヨーロッパの町というのはここが初めて。有名なメディチ家の町なので歴史的な建物もあるのですが、見た目はそれほど派手ではなく雰囲気の良い町に馴染んでいました。気分もウキウキして歩いてるだけでも十分楽しめました。

	★★★★★ イタリア料理ってこんなに美味しいんだ。
	★★★★★ こんなパスタは作れないだろうなぁ。

【治安】バイクによるひったくりなどもあるそうですが、夜中まで歩き回っていた。
【物価】ヴェネチアに比べたら食費も宿代もだいぶ安くなったが、観光費はやや高め。
【交通】町は小さいので歩いて回れる。歩くのが楽しい。
【食】美味しいイタリア料理をご馳走してもらいました。ご馳走様です。
ちなみに普段はホテルでサンドウィッチを作って食べていました。

【美味しいピザと生麺パスタ】
フィレンツェで連れていってもらったレストラン。
私達が特に感動したのは生麺パスタ。あのアルデンテにはびっくり。食べたことのない美味しいチーズにもびっくりした。
地元の人に人気のレストランなので間違いなし。
レストランはピッティ宮殿から徒歩10分くらい。バスの場合は鉄道駅からNo.36 or 37 or 11に乗ってポルタ・ロマーナ広場で下車。門をくぐって、Via Seneseへ50M弱。
[Antica Porta]
Via senese 12/r-Frenze
tel:+39-055-220-527
http://www.antica-porta.it

【美術館は並ぶので事前予約】
ウッフィツィ美術館は入場するのにかなり並ぶ。事前に予約をした方がスムーズに入場できるので効率が良かった。
ちなみにドォーモは日中はとても混んでいるので、閉館時間前に行ったらとても空いていてのんびり町を眺望できた。