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2009

音楽・美術・建築どれも◎な面白い町

国/オーストリア【40ヶ国目】 滞在地/ウィーン【120ヶ所目】

■まずはシェーン・ブルン宮殿へ

ベルばらとのだめが好きならばウィーンに行かねば!!と、ブレッド湖から列車に乗ってオーストリアのウィーンに行きました。
乗り換えの駅で、パンの良い匂いに釣られてパン屋に入ってしまったために列車に乗り遅れ、たいした距離じゃないのに8時間もかかる大移動となりました。ヨーロッパに来てからというもの、毎回移動時間がとても短いのでこの日は疲れました。つい4ヶ月前には20時間以上もバスに乗っていたのにね。軟弱な旅人になってしまったもんだ。
ウィーンはその昔に長い間ヨーロッパ各国を支配していた、ハプスブルク家の本拠地。オーストリア帝国の首都であり、女帝マリア・テレジアの末娘がマリー・アントワネットです。
さっそくまずシェーン・ブルン宮殿へ向かったのですが、室内写真を一切撮らせてくれないというオケチな宮殿でした。美術館でもないんだし、いいじゃん!!
それにしてもヨーロッパでは国ごとに博物館・美術館・宮殿などの規則が違う。すごかったのはフランスで、フラッシュ撮影をしなければ撮影OK!良いか悪いかは別として、モナリザなどの超有名な絵画やツーショットが撮れちゃうわけです。もちろんベルサイユ宮殿も撮影OKでした。
それとイギリス。超有名な大英博物館の入場は無料だし、撮影もOK。かつてお国の力で世界中からかっぱらってきたようなものだから、 無料で納得なのだけれど、博物館の維持は容易なことではないでしょう。更にナショナルギャラリーは、写真撮影は不可でしたが、有名な絵画を無料でたくさん見られる贅沢な場所でした。
それにしても、美術館や博物館の室内写真が不可なのは一般的だとして、宮殿の室内写真くらい大目にみてくださいよ、オーストリアさん。

《アユミ》

■カテドラルでコンサート!

音楽の都というくらいなのだから、何かコンサートに行きたい!とインフォメーションに行ったら、ちょうどその日が初日のコンサートがありました。
ウィーンでモーツアルトとハイドンをお手軽な25euroで聴けるなんてなんてすばらしい。まさにのだめの世界だ!と早速その夜コンサートへ行くことにしました。
インフォメーションの人に地図で○をしてもらった場所に行ったのですが、なかなか会場らしきものが見つからない。教会の近くの会場だよなぁ、間違えたかなぁ、と思ってチケットを見てみると、おや?チケットにカテドラルのマークがあるじゃないですか。Stephansdomっていう教会?なんとそれはオーストリアで一番大きな教会である、シュテファン大聖堂で開催されるコンサートでした。
ふぉおおおお!
コンサート会場のような大人数のオーケストラではなかったのですが、神聖な教会の中で聴いた音楽は感動的でした。
バイオリン3人とチェロが1人、そして曲によってトランペットも含め総勢5名。教会内の音の響きがとても素晴らしく、1人ひとりの音が鮮明に分かりました。
その中でもコンマスの伸びのあるきれいなバイオリンの音には、本当に鳥肌が立つほどでした。清良もあんな風に演奏するのでしょうか。
モーツアルト、ハイドンの他にもシューベルト、ブルックナー、トレッリなど、知っている曲ばかりで聴きやすいコンサートでした。演奏者の1人はアジア人だったし、ますます気分はのだめカンタービレ!
それにしても大きなカテドラルでのコンサートは、ヨーロッパならではのコンサートで贅沢な時間でした。
のだめが初リサイタルをしたサン・マロに始まり、パリ、そしてウィーンと、ヨーロッパの旅はのだめツアーでもありました。ここまでヨーロッパを楽しませてくれた、漫画家の二ノ宮和子先生には感謝したいです。

後になって知ったのですが、ちょっと前に2010年新春のだめカンタービレ最終章の撮影をウィーンでやっていたそうじゃないですか!
がーん・・・。
とにかくそのニュースを知ってショックでした。知っていれば日程を調整してウィーンに行っていたのに。
エキストラやりたかった・・・。
楽友協会ホールで玉木宏が指揮するベートーベンも聴きたかった・・・。
ぐぅううう。私にとっては、この間の盗難よりも見逃して悔しい思い出となりました。

《アユミ》

■あなどれない町

ウィーン出発前の夜21時過ぎに、宿でゴロゴロしてると同じ部屋に泊まっていたスウェーデン人のギャルに「あなたたちは土曜の夜なのにどこにも行かないの?」と声をかけられました。
僕らは別にやることがないから行かないよねーなんて言ってると、「市庁舎の前でフィルムフェスティバルをやっているのよ。私達はこれから行くところなんだけれど、2人も行ってみたらどう?」と教えてもらい、それならと早速行ってみることにしました。
フィルムフェスティバル市庁舎前に来るとビックリ。昼間はちょっと退屈だと思っていた街だったのですが、日本でいう屋台みたいなものが並んでいて、人がごった返していました。僕らもお祭り好きなのでウキウキしました。
中央では大きな画面で演劇みたいなのが上映されていて大勢の人が見ていました。ウィーンでは夏季期間中は室内で行うコンサートや演劇・オペラなどがお休みのことが多く、こういったフィルムコンサートがウィーンの人たちの夏の楽しみとのことでした。
僕は音楽で有名なウィーンでなにも聴かないで出て行くところだったので、少しでもこの町を楽しめたかなとホッとしました。
そしてビックリしたのが出発の日。有名なクリムトの絵を見にベルヴェデーレ美術館に行きました。すると期待もしてなかったのに見た事のあるナポレオンの絵が飾ってありました。後で調べたら本当は市内の別の美術館にあるはずだったなのに、なんだか得した気分になりました。
美術館最後にビックリしたのがお土産用に絵葉書を見ていて、目に付いたなんだかハッピーな建物。バルセロナのにあるガウディアパートような建物で、店員にコレはどこにあるのかと聞くと「すぐ近くにあるよ」と教えてもらいました。
出発まで時間がなかったのですが、すぐに行ってみるとありましたハッピーハウス(仮)。フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサーという人のデザインした建物で、ウィーンには美術館やレストランになって何件かあるようでした。
しかもこの時この美術館でやっていたのはピカソ展。なんだかこの建物にしてピカソとはなんとも絶妙な組み合わせでしょうか。
ハッピーハウスウィーン出発日にして色々知ることがありハッピーな気持ちで出発できました。ウィーンはあなどれない。そしてもう少し見たかったと思いました。
ちなみに大阪にもこの人のデザインした建物があるらしく、有名な人だったんだと後になってと知りました。


《マサヒロ》
ホテル情報
交通情報
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ポイント
masa テンション
★★★★★
ドラクエ9発売!早くやりたい。
ayumi テンション
★★★★★
パリ並みに楽しかった!
【治安】歩いて周れるコンパクトな町は、とても雰囲気の良い町だった。ただ西駅周辺は夜はあまり良くない。
【物価】ドイツやスイスに比べたら安いが、スロヴェニアに比べたらやや高い。1泊14euroで快適なところに泊まれた。
【交通】
市内は路面電車[トラム]と地下鉄、地バスが網羅。急いでいなければ歩いて周れる。
【食】トルテやウィンナーコーヒーが有名!まぁ、普段の食事は相変わらずサンドウィッチや缶詰。キッチンつきの宿が見つかりませんでした。
メモ
【Film Festival】
6月下旬から8月30日まで毎日市庁舎前で開催。毎日違う演目が大きなスクリーンで上映されていて、オペラやオーケストラだけではなく、ロックなどもあるそう。屋台飯は8euro〜。お酒は4euro〜。夜風に涼みながら演目を見るのはなかなか良かった。私達が行ったのは土曜日だった為か、かなり混んでいて屋台周辺で飲んでいる人も観客もたくさんいた。

【ウィーンでコンサート】
インフォメーションへ行くといろいろなコンサートを紹介してもらえる。大体金・土にコンサートがあり、中には中世の恰好で演奏するコンサートや、シェーンブルン宮殿でのコンサートがあった。お手軽な金額が多いので是非。
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