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2009

ブダペストでフォアグラ丼を食べる!

国/ハンガリー【41ヶ国目】 滞在地/ブダペスト【121ヶ所目】
国/ブルガリア【42ヶ国目】 滞在地/ソフィア【122ヶ所目】

■日曜夜に到着したブダペストで

ウィーンからハンガリーのブダペストまで、バスで3時間。
バスから見えた景色は、見渡す限り一面のひまわり畑だったり、風力発電所の大きな風車がいくつも並んでいたり、この日も景色を楽しませてくれました。
もうすぐヨーロッパは終わり。それにしてもヨーロッパの移動は毎回景色を見るのが楽しかったなぁ。

ブダペストに到着したのは日曜の22:30だったのですが、バスターミナルにATMがあるだろうと思ったのに見当たらず、そんな時間だったので両替屋も閉まっていて、ハンガリーのお金を持っていない私達は地下鉄にも乗れず困りました。
訳を地下鉄の駅員に言ったけれど、「じゃぁ、切符は買えないわね」くらいで超不親切!!「10euroを両替してくれませんか?」と言っても取り入ってくれませんでした。
1人のおっさんが「乗ってしまえば」と言っているけれど、ここは駅員の悪評高いブダペスト。切符の種類や規則が多く、少しでも違反をすると罰金だそうです。しかも観光客にも厳しいらしく、こんな時間だというのにそこらへんに眼を光らせた駅員が5人くらいいました。
そこへお兄さんが通りかかり、「両替してくれませんか?」と言うとすんなりOK。しかも駅のホームまで連れて行ってくれて「どこで降りるかわかるか?ホテルの行き方は大丈夫か?何か分からないことがあったらここに電話してね。」と携帯電話の番号を教えてくれました。
親切な人に出会うと、その町が好きになりますね。超単純!!

《アユミ》

■夫のブツブツに嫁イライラ

町歩きはもちろん、夜景もとてもキレイだったブダペストですが、ここのメインディッシュはフォアグラ。
世界3大珍味であるフォアグラがとっても安く手に入るらしく、早速中央市場へ行きました。市場の肉屋にはやっぱりありました!フォアグラ、初対面。
1kgあたり3500〜4000HUF(1750〜2000円ほど)で、私達は選んだフォアグラ1塊で1600HUF(800円)でした。すごい安い!
大きいので2回に分けて食べることにしたのですが、1回目はフォアグラサンド。
塩コショウをまぶして焼いたフォアグラを、野菜とパンで挟んでいただきます〜。
おおお、臭みはないし意外とイケル!美味しい。

そして夜はお待ちかねのフォアグラ丼としました。
フォアグラは、ガチョウに飼料を大量に食べさせて脂肪肝を発症するまで肥大させた食べ物なので、いわば脂肪の塊。フライパンで焼くと油がじわ〜と出てきて、焼いているというよりもむしろ揚げている感じになってしまいます。「僕脂っこいのやだー。アユミあと全部食べていいよ」が予想されたので、野菜も入れて調理。
が、しかーし・・・。
「う〜ん、これってなんかソースが足りない。えっ油捨てちゃったの!?なんか足りないんだよな。こういうときはああやって、こうやってブツブツ・・・」
マサ、フォアグラ丼にブツブツ。しかも最終的には
「フォアグラが美味しいか美味しくないかというよりも、アユミの料理の腕だなー。アハハハ!」と悪気なさそうに言いました。
ぐぅうう。と相変わらず作った料理にいちゃもんつける夫にイラッとする嫁でした。

ちなみにこのフォアグラ、飼育法が動物虐待になるということで世界各国で生産禁止になっているそうです。ガチョウさん、ごちそうさま。

《アユミ》

■ヨーロッパは終わった。

ブダペストで3泊した後、ブルガリアの首都ソフィアに寄りました。寄るつもりはなかったのですが、ブダペストからイスタンブールへの直通バスがなかったのでコレも巡り合わせかなと思い一泊だけ。(列車ならあるようですが、まだ長時間列車に乗る気になれなかった。)
最後のヨーロッパだなぁ、ヨーロッパ良かったなぁ、と終わってしまった華やかな旅にふけりたかったのですが、とんでもない。バスから降りたとたん、ここはもうあの素晴らしかったヨーロッパとは違い殺伐とした世界でした。
ソフィアからイスタンブールまでバスか列車で迷ってたので、とりあえず駅でチケットの価格を尋ねると、いきなりインフォメーションのおばちゃんに何かこっちが悪いことでもしたかのような勢いで「ここじゃないあっちへ行け!』と怒鳴らました。ビックリしましたが、まあしょうがない忙しかったのかな、何て思うことにして言われた場所へ行き訊ねると、今度もまたすごい勢いで「あっちだ!」と、結局「あっちだ!こっちだ!」とたらいまわしにされた挙句長蛇のチケット売り場へ回されました。そしてしょうがなかったのでそこで聞くと「チケットの売り出しは1時間後だから」と冷たく切り捨てられました。
何だここはっ!東洋人だからって馬鹿にしてんのかっ!と頭にきましたが、他の旅行者や地元の人への対応を見ていると同じように冷たく怒鳴られてました。なんだこの駅は。
町を走るトラムも、大荷物の旅行者は荷物分のチケット(2枚)まで持って乗らないといけないという暗黙のルールがあり、なんかめんどくさい国だなぁと思いました。
しかもそれを知らない旅行者を狙ってか、旅行者が乗るとすぐにチケットチェックをするというトラム職員たちが抜け目ない。そして「ああー優雅で快適だったヨーロッパは、既に終わってしまったんだなー」と再び実感しました。
ブルガリアひとまずブルガリアの名誉のために書いておきますが、町の人は親切な人が多く、トラムで席を譲ってくれたり、切符の使い方を教えてくれたり、アユミがコインがなくてトイレを我慢していたらおばちゃんがアユミの手にコインを乗せて「これでトイレに行ってきなさいね」と言ってくれたりと、とても親切でした。


《マサヒロ》
■ブダペスト
ホテル情報
■ソフィア
ホテル情報
交通情報
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ポイント
masa テンション
☆☆☆☆☆
ドラクエやりたい、ガンダム見たい
ayumi テンション
★★★★☆
ヨーロッパ最後の夜景だった七夕は、きれいな満月だった
■ブダペスト
【治安】夜景がきれいなスポットは、夜も観光客だらけだった。日曜夜の町も雰囲気の悪さは感じなかった。
【物価】オーストリアから比べるとかなり下がった。宿代は9euro!食事代も安い。
【交通】
市内は地下鉄とトラム。乗り換えだけでも別のチケットが必要だったり、乗り換え用のチケットがあったりと何かと規則がうるさい。しかも駅員がとても多く、チケットを刻印したかチェックしているし、間違えると即罰金。厳しいと有名。
【食】フォアグラが安い。貴腐ワインも有名。キッチンつきの宿が多いので、フォアグラを自分で調理できる。事前にネットで調理方法を調べた方が良いかも。

■ソフィア
【治安】悪いわけではなさそうだけれど、ヨーロッパ諸国とは雰囲気が違う。繁華街以外の道になると一気に人通りが減る。
【物価】ハンガリーよりも更に安い。屋台のピザは1.2BGN(80円)。
【交通】
駅・バスターミナルからセントラルまでトラムを利用。なんと大きな荷物を持っている場合チケットをもう1枚買わなくてはならないという、不思議な規則がある。チケットチェックがあるので、罰金にならないように!
【食】ブルガリアヨーグルトは濃厚だったり、さっぱりしていたりいろいろな種類があった。でも明治ブルガリアヨーグルトの方が美味しい。ブルガリア料理屋が食べたかったのに歩き回ったが見つからず。ピザ屋がとても多い。
メモ
【ブダペストでミュージカル】
ブダペストでも有名なミュージカルがやっている。私達が行ったときは残念ながらやっていなかったけれど、かなり安い金額で見られるらしい。インフォメーションで教えてくれるので是非。見たかった。

【ハンガリー温泉】
ハンガリー式の温泉という、ゲッレールト温泉に行ったら、入口を間違えてただの温水プールに入ってしまった。紙のチケットは温泉かプールかどちらかで有効で、プールに入った後に温泉はまたチケットを買い直さなくては行けないようだった。
温泉に行きたい場合は地下に行かず、入口からすぐ右の温泉へ。
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