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2009

ヨーロッパのようでアジアな雰囲気のイスラム国

国/トルコ【43ヶ国目】 滞在地/イスタンブール【123ヶ所目】

■イスタンブールは旅人が思いにふける町   かな?

ブルガリアのソフィアからバスで9時間。トルコのイスタンブールへやってきました。
沢木幸太郎が『深夜特急』で、イスタンブールのアジア側からボスポラス海峡をフェリーで渡ってヨーロッパ側へ来たとき、「これがヨーロッパなのか」と感慨深くなっていたのが印象的だったのですが、私達も「遂にイスタンブールかぁ、中国→東南アジア→北中南米→アフリカ→ヨーロッパを旅してこの海峡を渡り、再びアジアへ戻るんだ」と、急に1年7ヶ月という長い旅を実感し、残り数ヶ月の旅に寂しさを感じました。
実際はこの後中東方面を旅するので、アジアはもう少し先になりますが、数ヶ月前まで日本と真逆の南米にいたのに、どんどん日本に近づいているんですね。
アジアを横断してきた旅人は「イスタンブールはヨーロッパだなぁ。」と言っていました。実際トルコはEUに加盟したいらしいし、ヨーロッパに近い国かもしれない。
しかし、ヨーロッパ側から来た私達には、「うわっこの雑多な感じ、懐かしいねー」と思いました。香港、中国みたい。
ここは各方面へ分岐点となる町なので、いろんな旅人がいろんな風に思う町なのかもしれません。
人懐っこく声をかけてくる現地人、ゴチャゴチャしている雰囲気、久々でおもしろい!

トルコ人のほとんどはイスラム教。毎日時間になるとコーランが聞こえてくるし、真夏なのにコートのような服を着て、スカーフなどで顔を被っている女性をたくさん見かけます。しかし水着を売っている店は多いし、キャピキャピしている若者もたくさんいるし、なんだかイスラームを感じない不思議な国です!
そして、旧市街では日本語を話すトルコ人によーーーく出くわします。それがとにかく流暢なニホンゴで、日本のこともよく知っているので、ついつい話してしまいます。
で、心の中で「いつ絨毯の話になるかな、もうすぐツアー会社とか紹介されるのかな、フフフ」なんて思っていたのですが、案外普通の世間話でバイバイ。長いときは1時間近くベンチでおしゃべりしました。町中で地図を見ているときには、大抵「どこに行きたいの?」と親切に教えてくれます。とても親切です。
それとネコがとてつもなく多い=すなわち超楽しい。毎日ニャンコとこんにちはでした。ネコと日本語を話すトルコ人は同じくらい出くわします。あーオモシロイ!

シリアビザ取得で思ったより時間がかかったり、毎日食べて歩いていたらあっという間に6泊7日してしまいました。しかも泊まったホテルの最上階のテラスから見えるアジア側の景色が最高で、素敵な滞在になりました。
大して物価は安くないのですが、こうやって滞在が長くなる感じはもうヨーロッパではありません。いざ南下!

《アユミ》

■食べまくりトルコ料理

フレンチ、中華と共に世界3大料理といわれるトルコ料理を食べました。
へー、世界3大料理ってトルコ料理なんだーなんて思う人もいるかもしれませんが、僕達もそんな感じでした。
トルコ料理有名な料理は観光の一つということで早速食べに行きましたが、知っているトルコ料理といったらケバブくらいしかないので、とりあえずメニューの写真を見ながら注文。食べたのはケバブをトマトで煮込んでヨーグルトが添えられている料理と、小麦粉の皮でひき肉を巻いてあるものでした。
サバサンドんー?まあうまい。まあまあうまいといったところで期待していた程の感動もなく、でも3大料理っていうんだからと思い、その後もガイドブックを見ながらトルコ料理に端からチャレンジしていきました。あまり観光客のいない大衆食堂みたいなところから観光客のいるレストラン、有名なサバサンドや最終的にはスイーツ系まで食べてみました。
スイーツおっコレは!っと思ったのはサバサンドとスイーツ。サバってパンにも合うんだ、サバってスゴイねと思わせてくれました。スイーツはトルコ番の和菓子のようなもので、めちゃくちゃ甘いけど、チャイと一緒に食べると抜群にマッチしました。
体重を量るでもコレはトルコ料理?・・・といった感じで肝心のトルコ料理はまあ美味しいけど程度。
僕らにはなぜトルコ料理が3大料理に数えられてるのか分かりませんでしたが、カップラーメン食ってうまいっ!なんて感動している僕らの感想なのであまり参考になりませんよね。僕達はイタリアのパスタの方がうまかったという結論になりました。
ちなみに僕らの中でのうまかった料理の順位は今のところ
1位和食(笑)・2位中華料理・3位イタリア料理・4位韓国料理・5位タイ料理かな。
でもそんなこと言ってる割には、トルコ料理を食いまくっていたイスタンブールでした。

《マサヒロ》
ホテル情報
交通情報
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ポイント
masa テンション
★★★☆☆
食べ過ぎた・・・。
ayumi テンション
★★★★☆
トルコ料理美味しいけど、味がワンパターン
【治安】旧市街は日本語を話すトルコ人が多い。インチキな野郎も多いと思うので、話半分で聞きましょう。話している分にはとっても楽しいです。
【物価】ホテル代は東欧と変わらないけれど、食事代は大分下がった。ケバブは2YTL〜(120円)食べられる。
【交通】トラム、地下鉄、地下ケーブルなど。シリア大使館、日本大使館へは乗換えがあったりと、旧市街からはめんどくさい場所にある。旧市街内は歩いて観光できる。でも坂が多い。
日本でいうスイカみたいなプリペイドシステムのあるアクビルを使うとお得。
【食】世界3大料理のトルコ料理を満喫!!地元金額の煮込み屋なら、2人で8YTL(480円)もあれば結構食べられる。スルタンアメフット付近のレストランは、観光客向けなのでちょっと高いけど、その分豪華で美味しい。
私達がはまったのは、トルコのお菓子とチャイの休憩タイムでした。
メモ
【シリアビザを取りに行く】
まず日本領事館へレターをもらいに行き、その後にシリア領事館へ。旧市街から日本大使館までは1時間くらいかかる上、日本大使館からシリア領事館まではメトロと徒歩を合わせて40分くらいかかる。11時でビザの申請は終わりなので、ちょっと時間に遅れたり道に迷っていると申請時間に間に合わず、2日がかりになる。
申請後、即日午後3時にビザを受け取れる。
日本領事館・シリア領事館共に新市街にあるのでめんどくさい!!
結構難しいかもしれないが、9時に日本領事館に到着するように出発し、急いでレターを作成してもらい、道に迷わずシリア領事館へ行けば1日でも取得できるかも。

【日本領事館】メトロ Levent駅下車。Gultepe Cikist出口から出て、Buyukdere Caddesi通りを北へ進む。上部が白で塗られているビルの10F。
【シリア領事館】メトロOsmanbey駅下車。Rumeli Caddesi側出口に出て、Rumeli通りを東へ(駅出て左側)進む。15分くらい歩くと左側にテシヴィキエ・モスクが見えて、モスクを左側に見ながら更に歩くと右側にある。メトロの出口要注意!
・写真2枚、レター、20EURO(申請後、隣りの銀行の窓口で振り込む)
・申請時間9:00-11:00 5分でも遅れると×。
・受け取り時間15:00-16:00
・土日祝は休み
※書類に滞在先ホテルや滞在する町などを書くので、事前に調べておいた方が良い。
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