■自然の力に頼る

ザグレブで警察へ行った後、盗難のショックを癒す為に都会よりも大自然に頼ることにして、世界遺産のプリトヴィツェ湖群国立公園に行きました。
園内に入ってチケット購入し、テーマパークにあるようなバスでトレッキングコースのスタート地点へ向かいました。当初は少し落ち込み気味なのでボーっとしていましたが、木の隙間から青い湖が見え出してきて、少しずつ眼が覚めてきました。
トレッキングをスタートすると、早速キレイな湖が待っていました。風がなく、周りの森が湖に反射してとてもキレイでした。小さな湖が段々畑の様になっていて、ゆっくり水が流れ、段差のあるところは滝になっていて真っ青な滝つぼに水が落ちていきました。水の流れる音や滝の音を聞きながら、青い湖や森を眺めていると自然って癒されるなーキレイだなーと思いました。
ここへ来る前はがっかりして「あんな国には二度と行かねー！」なんて思ってましたが、少しずつ落ち着いていくのが分かりました。ヨーロッパは町や建物ばかりだったので、久しぶりの自然遺産に心から癒されました。
でもボスニアには二度と行きません。

■メルヘンのブレッド湖へ

ザグレブから列車でスロヴェニアの首都リュブリャナへ、そしてバスに乗り換えてブレッド湖へ行きました。
中欧になってから山が多くなり、列車の車窓からは可愛らしい家やびっくりするくらいきれいな川が流れていて、気分は『世界の車窓から』。あの曲が流れてくる気分です。
ブレッド湖は氷河によってできた湖で、人気のバケーションスポットらしいのですが、夏の今は欧米人の大きなプールという感じで、たくさんの人たちが湖で泳いでいました。
ブレッド湖は山に囲まれていて、すぐ近くの崖の上にはお城、更に湖の小さな島に教会、白鳥の親子や鴨がのんびりと湖に浮かんでいて、大自然に囲まれたHappyな場所。
絵に描いたような世界！なんてメルヘンな世界なんだ！

ひとまず到着してすぐに湖沿いを1周。3時間半くらいかかったのですが、雰囲気の良さもあって気持ちよい汗をかきました。
そして手漕ぎボートで島の教会へ。ここは私の会社の先輩が昨年結婚式を挙げた教会なのですが、教会の前に99段の階段があり、結婚式を挙げる時に新郎が新婦を抱いて上まで登る伝統があるそうです。見たかったなぁ！
それにしても、なんてメルヘンな教会で挙げたんでしょう。
そのお2人に今年めでたく赤ちゃんが生まれたのですが、日本を1年半以上離れると友人たちがみーんな親になっているし、ヨチヨチ歩いていた赤ちゃんはもう走り回っているし、日本に帰ったら浦島太郎だなぁ、とつくづく思いました。

そして私達も願い事が叶うという鐘を思い切り3回鳴らしました。
『日本に帰ったら社会復帰できますように！』

	★★★☆☆ ちょっとずつ復活
	★★★★★ ヨーロッパの大自然もすごい！

■ザグレブ
【治安】お店がほぼ閉まっている日曜日でも、街の雰囲気は悪い感じはない。
【物価】飛び地の観光地であるドブロブニクよりも安い。特に宿代が結構安く済んだ。
【交通】市内は路面電車[トラム]が走っている。列車駅から6番トラムでたしか3駅先にバスターミナルがある。
【食】スーパーが多かった。大体缶詰かサンドウィッチ。

■ブレッド湖
【治安】超田舎の観光地なので治安◎
【物価】レストランはちょっと高かった。宿代は1人14euroとまぁまぁかな。
【交通】湖の島へは手漕ぎボート1h10euro、連れて行ってもらう場合は1人12euro。
【食】スーパーが近くにあったので、缶詰とサンドウィッチを食べ続けた。

【プリトヴィチェ国立公園はのんびりと】
私達は午前中に警察へ入った後にこの湖に行ったので、時間がなくて3時間くらいしか見て回れなかった。一番長いトレッキングコースは8時間、少なくても現地で6時間以上の時間がないともったいないと思う。
現地にam11:00くらいまでには到着しすれば、最終バス(18:40)まで十分満喫できると思う。
公園内のショップは高いので、ザグレブで食べ物を買っていったほうが良い。