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〜11
2009

満月の月光の下で[ウユニ塩湖1回目]

国/ボリビア【再入国】 滞在地/ウユニ【81ヶ所目】

■鏡状態のウユニ塩湖が見たい。

昨年12月にボリビアへ一度来ましたが、ウユニは抜かして先にチリ、アルゼンチン、ブラジルを回り、2月になったのでボリビアに再入国。遂に目的地のウユニ塩湖へやって来ました。
遠回りしてでもウユニ塩湖に戻ってきたかったのは、雨期のウユニ塩湖を見たかったから。
このウユニ塩湖は標高3750M、面積は1万2000uもある世界で一番大きな塩湖で、真っ白な塩の世界がどこまでも続く不思議な場所です。
そして雨期になると塩湖に雨が溜まり、水面が鏡のように空を映し込み、まるで空を飛んでいるような幻想的な景色になるそうです。
数年前、世界の絶景を特集したテレビ番組で雨期のウユニ塩湖を見たときから、いつかウユニ塩湖へは雨期に行こうと決めていました。

雨期は12〜2月。しかしこの大きな塩湖にちょっと雨が降っただけではすぐに水が溜まらず、雨期でも水が張った状態が見られるチャンスはあまりないという。それに水が溜まっていても、ツアーに参加する日は晴れていなきゃ意味がないし、ベストな状態で見られるのは本当に難しいようです。しかも今年は雨期だというのに雨が全然降っていないそうで、この時期になってもたくさんの旅人が今か今かとボリビア周辺で待機しています。
私達もウユニ到着の数日前に『塩湖はカラッカラです。』というメールを見てガッカリ・・・。
自然は本当に難しい。でもそれが私達をはじめ、旅人たちを熱くさせているみたいです。
私達はひとまず、2月9日にウユニの町に到着。しばらくこの町で雨を待つことにしましたが、満月のウユニも見たいので水が溜まっていないのを覚悟でひとまず1泊2日のツアーに参加しました。

《アユミ》

■ラッキーな2月10日

ツアーの前日に大雨が降りました。まさに恵みの雨で夕方から深夜までずっと降っていました。
今回の1泊2日ツアーは鏡張りウユニはほぼ諦めて、満月のウユニを見ることが目的だったけれど、かなり嬉しくなりました。
当日は快晴!!朝からなんだかドキドキです。
でも11時出発だというのに、お迎えのランクルはなかなか来ず1時間遅れで出発。しかも出発したと思ったら列車の墓場に行ったりと塩湖はすぐ近くなのに、なかなか塩湖にたどり着かない。出発して1時間以上してやっと塩湖に到着しました。

すると!まさかの鏡状態!昨日の雨が土砂降りだったので水が溜まったみたいです。びっくりしました。
といってもまだ完璧な状態ではなかったけれど、前日に塩湖に行った人の話だと「ほぼカラッカラだった」というから本当にラッキー!! 車から降りると皆靴を脱いで、不思議な世界を散歩しました。 マサはやはりカメラに夢中。
雲や遠くの山が水面に映り込み、まるで浮かんでいるような今まで見たことのない景色でした。太陽の位置が高すぎて映り込みがあともうちょっと、という感じでしたが、その景色は最高でした。
言葉でうまく言い表せないので、写真参照。
あと2,3回昨日のような大雨が降れば、更に広い範囲で鏡状態になっているはず!!

その後本日の宿泊地である、塩のホテルに到着。
ウユニ塩湖にポツンと建つこのホテルは、閉鎖したり営業したりがまちまちらしく、今回泊まることができたのもラッキーみたいです。
塩のホテルに到着してランチを食べた後、他のツアー客を乗せたランクルが次の目的地へ行ってしまったため、塩のホテルに滞在する私達とポトシで出会ったたくま君の3人だけ置き去り状態。
360度真っ白な世界をたった3人だけで独占!!笑えました。
夕暮れまではまだ時間があったので、散歩したり、トリック写真を撮ったり。時間が止まっているような、なんか世界に置き去りにされているようななんとも変な時間でした。 その後しょうごくんと、よしくんの2人の日本人と、アンナ、ジョアンナ、ニコラの3人のヨーロピアンがやって来ましたが、広大な塩の世界をたった8人で独占できた1夜は、かなり贅沢でした。

次の日は12時ごろにドライバーがピックアップに来てくれました。
そして魚の島へ。遠くから見ると蜃気楼で魚の形に見えるからこの名前がついたそうです。
真っ白な世界と蜃気楼と青空!この日も最後まで塩湖を楽しみました。
ちなみにこの日は1日中天気がよく、昨日鏡の世界だった場所は蒸発して規模が小さくなっていました。やっぱ雨が降り続かなくては完全な状態は見られないみたいです。恐るべし自然の力。

とはいえ、思いがけず鏡の世界を見ることができた1泊2日のウユニ塩湖。塩のホテルにも泊まれたし、楽しい仲間にも恵まれてちょっと早いけれど素敵な結婚2周年記念となりました。

《アユミ》

■今月の満月はウユニ

夕日塩のホテルの周りでの一面鏡状態というのは残念ながら見られなかったのですが、晴れていたのでキレイな夕日を見ることが出来ました。
皆で塩湖に沈む夕日の写真をパシャパシャ撮っていると、水溜りに夕日が反射しているのに気づきました。うまいこと水溜りを使って写真を撮ってみるとこれが結構いい感じに撮れるではありませんか。全面が反射している訳ではないけどウソみたいな写真が撮れたので、カメラ好き日本人が集まって写真に夢中になりました。
本当はこういう風に夕日を見られるのを期待して来ていたので、写真の中だけだけど反射した夕日を見たり、ほかにも色々写真を撮って楽しみました。
仕掛け写真目的の満月(1日遅れだけど)ですが、夕方から出だした雲で隠してしまい、夕食の間は顔を出してくれませんでした。夕食後、ろうそくの火の中で談話をしながらそろそろ寝ようかなぁ、なんてふと外を見ると影が!とても明るい!まさかと思って皆で外へ出ると、満月が顔を出していました。それから今度は夜の写真大会開始。
月待ってましたという感じだったし、ちょっとお酒を飲んだ事もあり皆テンションが高めで夜中なのにハシャギながら月明かりを利用して遊びまくりました。それにしても満月の光はとても明るくて、夜中だというのにライトなしでも遊べました。
鏡状態のウユニではなかったけど最高に楽しい夜でした。

次の日には少しあった水溜りもスッカリ渇き、さらにその後数日間は水が溜まるような雨が一切降ら無いので、僕らの行った日は本当にラッキーだったかもしれません。

《マサヒロ》
ホテル情報 交通情報
★この町の写真をピックアップ。写真をクリックすると大きくなります。
ポイント
masa テンション
★★★★★
今年の雨期のウユニはもうダメかもね。
ayumi テンション
★★★★★
今月の満月は最高だった!
【治安】小さな町で結構観光地っぽくなっているので安心だった。でも町外れはガランとしている。
【物価】田舎なので物資はボリビアの中でも高いように感じた。
【市内交通】町は小さいのでターミナルも列車駅も徒歩圏。この小ささは便利。
【食】wifiカフェはない。外人向けのレストランはセントロの広場周辺に多い。その広場周辺には屋台もある。

メモ
【ウユニ塩湖ツアー】
日本人に好評の旅行会社クリスタルで申し込み。1泊2日塩のホテル滞在で1人350BS.(50USD)でした。
○1日目-列車の墓場、塩湖、塩のホテルでランチ、その後塩のホテルに置き去り、自由時間
○2日目-11時頃にピックアップ、魚の島でランチ、ウユニに戻るのが18時頃。
●ウユニ塩湖にしか興味が無い人は、日帰りか1泊2日で十分。

天気が良いとかなり暑いので日焼け止めとサングラス必須。昼間は半そででも大丈夫。夜と早朝はかなり冷え込む・
雨期は靴が塩だらけになるのでサンダルも必須!!
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