メインフォト
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2009

見どころ多すぎて不完全燃焼のパリ

国/フランス【33ヶ国目】 滞在地/パリ【110ヶ所目】

■ベルサイユの薔薇

モン・サン・ミッシェルから高速列車TGVでパリに到着。アフリカだったら1日かかった距離なのにあっという間に到着しました。文明ってスゴイ・・・何もかもあっという間・・・。
パリです。パリだ!ベル薔薇だ!!のだめだ!!
特にベル薔薇はアニメも漫画も大好きで、それがきっかけでフランスに興味を持ったので、町歩きが楽しみで仕方なかった町。パリは私にとってベル薔薇です。
というわけで早速ベルサイユ宮殿。実際行ってみると意外とパリから離れていました。なるほど、オスカルが近衛隊長からフランス衛兵隊長に代わってしばらくしてからマリー・アントワネットに会ったときに「まぁ、オスカル、お久しぶりね。全然顔を出さないじゃないの」なんて言われていたような。パリとベルサイユって結構遠いし、この宮殿に入るもの面倒くさそうだもんなぁ。
宮殿の廊下を歩くと、マリー・アントワネットとデュ・バリー夫人が対立していたシーンがあったな、なんて思ったり。マリー・アントワネットと愛人のフェルゼンが夜出会っていた森はどこだ?と窓から外を眺めたり。
想像通りの豪華な宮殿には圧巻でした。ここまでやれば借金まみれになるし、市民が暴動を起こしてもしょうがないというか・・・。ただ当時のドレスなどの展示がなかったのはちょっと残念でした。
1789年7月14日のフランス革命のきっかけとなったバスティーユ襲撃があった広場にももちろん行ってきました。貴族のオスカルが民衆に与して戦い散ったあの日です。マリー・アントワネットやルイ16世などが投獄されたり、処刑された場所にも行きました。終いには『ANDRE』というお店を見つけただけで嬉しくなりました。
もうフィクションの世界とノンフィクションの歴史がグチャグチャ。
でもパリは上層部だけが動いた歴史と違い、市民が動いて歴史を作った感じがして恰好いいです。 パリの人たちの気質の強さにも納得です。豪華なベルサイユ宮殿と正反対の、パリの下町を歩いているだけでも楽しすぎるパリ。更に興味を持ちました。
何よりもここまでパリを楽しませてくれた漫画家の池田理代子先生に感謝したいです。

《アユミ》

■パリの美術館を巡る

ルーブル外観パリで有名なルーブル美術館。有名といってもモナリザの他にダヴィンチの絵が何枚かあることしか知らず、その他の情報は"広くて3日かけなければ全部見切れない"ということだけでした。
なので気合を入れて行くとビックリ。
規模の割りに、僕らの知っているような作品が少ないという感じでした。ルーブルより先にオルセー美術館に行ったせいなのかもしれませんが、オルセーにはルノワールやミレー、モネなど教科書などでよく見かけた作品がずらりと並び、規模はルーブルに完全に劣るのですが、「これもここにあったのか!」と感動するくらい楽しみました。
反対にルーブル美術館は宗教画系のものや彫刻、発掘された遺跡系の物などが中心で、見た事のある絵が少なく、勉強不足の僕たちには荷が重すぎでした。行く前にもう少し調べてけば良かったかな。
ルーブル貯蔵それでも一通り見てやろうと歩き回りました。さすがモナリザは人だかりが出来ていて世界一有名な絵という感じ。オルセー美術館もそうだったのですが、どんな有名な絵だろうと写真撮影はOKなので、人気のある絵や彫刻の周りは絵を見るというか記念写真大会になっていました。
モナ「みんなもう少しじっくり絵画を見たらどうなの?一体この人たちは何をしにきたのやら」と美術通ぶりたかったのですが、結局いつも通り一緒に混じって写真を撮っていました。
閉館時間になってしまい全部周りきれませんでしたが、お腹は一杯になりました。無理に全部周らず、好きな物だけを見て周った方が体力的にラクだった思います。本当に疲れました。
結局パリ観光はここで閉めたのですが、毎日かなり歩いたし頑張ったけれどパリは知れば知るほど面白くてあまりにもあっという間でした。エッフェル塔や凱旋門は見ただけだったし、アメリのカフェにも行きたかったし、お洒落なお店巡りももっとしたかったし、ショーへも行っていないので、不完全燃焼というか敗北感が残りました。
アユミは「今度来る為にと課題を残したんだ」と負け惜しみを言っていました。
今度っていつでしょう・・・。

《マサヒロ》

■フッフランス料理を堪能

前菜せっかくフランスに来たのだからとフランス料理だ!しかし普通のファーストフードでさえ日本の倍近くするフランス。敷居の高い本格的なフランス料理なんて手が出せないので、アユミの友人に教えてもらった庶民的フランス料理を食べに行きました。
庶民フランス料理といっても、前菜とメインとデザートがちゃんと出てくるコース料理で僕たちにしたら十分すぎる内容でした。
まず前菜のチーズを使った料理、それからメイン。
メインはアユミは魚料理で僕は肉料理を頼みました。そうしたら僕に出てきた肉料理がナント生肉ミンチの塊。
メイン確かに何かが混ぜてあって、一応味付けはしてあるようだけど、それにしてもビックリな料理でした。そういえば注文のときウェイターがなんか「ノンボイル」みたいなことを言っていたなぁ。その時はレアステーキぐらいなのが来るのかなと思っていたのに、まさか生肉の塊とは。正直見た目は焼く前のハンバーグといった感じです。
でも食べてみるとさすがフランス料理。美味しい。ただあまりに量が多いので1人では食べきれないなぁと思っていたら、アユミが既に僕のまで食べていました。
最後にデザートが出てきてフランス料理を制覇?しました。
でもよく考えるとこれがフランス料理だって言われても、今までちゃんとしたフランス料理なんて食べたことがないし、知ってるエスカルゴとかトリュフのなんかとかが出てきたわけでもないので、実際これが本当にフランス料理なのか分からないことが悲しかったです。
※後で教えてもらったのですが、このフランス風ユッケは伝統的な料理だそうです。

《マサヒロ》
ホテル情報
交通情報
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ポイント
masa テンション
★★★☆☆
パリジェンヌが可愛い。
ayumi テンション
★★★★★
パリにはお金を持って来よう
【治安】地下鉄はスリが多い。マサスリ未遂あり。観光スポットは夜も明るいので歩ける。
【物価】この旅一番の物価の高さだった。私達にはロンドンよりも高く感じた。特にホテルが高い!安い韓国人宿でも20ユーロで、普通のホステルは25ユーロくらいする。
【交通】
市内は地下鉄を利用。かなり網羅されているのでどこへ行くのもラクチン
【食】基本的に自炊だったけれどパリのベトナム料理、リーズナブルなフランス料理で満足。
ちなみにオペラ通り近くには日本食レストラン通りがあって、その周辺の商店には豆腐や納豆(3euro)が売っている。
メモ
【パリでベトナム料理】
友人と一緒に行ったベトナム料理屋。パリには中華街が2つあるらしく、駅の中華街にベトナム料理屋が多い。もとフランス領のベトナムの味をパリでいかがでしょう。すごい賑わっていて人気でパリ人が美味しそうに食べていた。
フォー7.5euro〜、他生春巻き、バインセオなど種類豊富。
メトロ2号線 Belleville駅下車すぐ。


【リーズナブルにフランス料理】

こちらも友人に紹介してもらったレストラン。自分で好きな料理を選べるちょっとしたコース料理。12.5euro〜一番高くても20euroくらいで食べられる。スタッフはイケメンで英語もできて親切。ちょっとレトロで入りやすいレストランだった。
[Les Fils a Maman]
7 bis rue Geoffroy Marie,75009 Paris
メトロ7号線 Le Peletier駅、Cadet駅
メトロ3,8号線Grands Boulevards駅

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