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〜23
2009

ツール・ド・カッパドキア開催!!

国/トルコ【43ヶ国目】 滞在地/ギョレメ【125ヶ所目】

■ナメック星みたいな景色をチャリンコで突っ走る

エフェス遺跡のエルチュク町からバスで12時間、世界遺産のカッパドキアへ来ました。滞在地は奇岩の連なる景観が素晴らしく、岩窟ホテルに泊まれるギョレメ村。 村は想像以上にツーリスティックですが、ホテルからほんの10分くらい坂を上ればギョレメの町を見渡せる展望台があって本当に素敵な場所です。

で、見所が広い範囲にいくつもあるカッパドキアをどう回るか。
何も考えず、「今ツールドフランスがやっているし、チャリンコで回ろうか。」となりました。ということで翌日オンボロのBianchiに乗ってスタート。
最初に陶器で有名なアヴァノス町まで、緩い下り道をのんびり1時間かけて行きましたが、思っていたよりも何もなく到着15分で脱出。そして来た道を戻ってゼルヴェ方面へ。
暑いし登り道があってヒィヒィすることもあったけれど、ローズバレー、キノコ岩、博物館など、カッパドキアのメインでもある見所を回りながら楽しみました。
がしかし、その後からでした。
ゼルヴェ屋外博物館からユルギュップ町まで、上り坂が一気に増えました。最初は「この坂が終われば下りかな」と思って頑張っても、上ってばかりの坂道!!ナメック星のような景色はすごかったけれど、車やバイクが横をビュンビュン通り越し、車から手を振られたり、「頑張れよー」と声を掛けられ、7月の炎天下の中私たちは自転車レースのようでした。
「自転車・・・私たちぐらいだね。真夏にこのルートを自転車で通る人っていないのかもね。」
といってもここから戻るのもキツイし、もうしょうがないから全部行くかということになりました。
上りまくった最後に長い下り道が続き、ギョレメ村出発から4時間半後くらいにやっとユルギャップに到着。やっとお昼休憩になりました。
「ここからギョレメまでは近いんじゃない?」
「そうだね、結構頑張ったもんね」
いやいや、ここからがもっときつい坂道でした。
ユルギャップの町をしばらくチャリンコで観光した後、ギョレメ方面へ進むと、超急斜面の坂道に遭遇。さすがにもう自転車で上りきれない。しかもその道が終わった!と思ったら、まだまだ延々と続く坂道が見えました。ひぇー、これ上らなきゃ行けないの!?
後はもう無我夢中。二人で必死にこぎまくりました。
旅中に自転車で旅をしている人や、タンデム自転車で世界一周を成し遂げたご夫婦[タンデム世界一周]に出会ったけれど、彼らは日々こんな生活を送っているのか・・・と思ったら、バスで移動するバックパッカーなんて超ラクチンだな、と自転車をこぎながらつくづく思いました。体力あるぞといっても私なんて数時間の上り坂でヒィヒィしているし、お尻が痛くて辛いし、タンデムの奥さんが逃げ出した事件があるのもうなずけました。
南米のアンデス越えは標高が高い上に、治安も道も悪い。いやいや、本当に同じ旅人でもチャリダー旅人には頭が上がりませんよ。
タンデム夫婦さん、本当にお疲れ様です。

ギョレメ村出発から7時間過ぎ、最終的にマサヒロ選手がアユミ選手と大差をつけてゴールしましたが、こともあろうにアユミ選手がギョレメ村方面ではないコースを下ってしまい、「あ、アユミがいないや。」と先にゴールしたマサヒロ選手が行方不明になったアユミ選手を捜索するという結末でした。

カッパドキアは原チャリで回るのを強くお勧めします。疲れちゃって博物館とか見る気力がなくなります。

《アユミ》

■ツアー・イン・カッパドキア

カッパドキアはとっても広いので近場はチャリで回りましたが、遠い方はツアーで回りました。アフリカのサファリツアー以来の久しぶりの観光ツアーだったので、ワクワクしながら参加しました。
ツアーは17〜8人のグループでした。トルコ人家族、イギリス人、スペイン人、ルーマニア人に韓国人と国際色豊かなメンバーの中、1人テンションの高いガイドの仕切りで「グッドモーニン!んー?声が聞こえないわねーもう一度、ハイっ!グッドモーニング!」という学校の先生のような挨拶から始まりました。その後も行く場所ごとに学校の社会見学のようなご機嫌な仕切りで回りました。
ガイドのテンションに負けてアタフタしてましたが、やっとのんびりできるお昼ご飯のときに久々にスペイン語だ!と僕らが少しだけ理解できるスペイン人グループの会話に入っていきました。「ワタシタチ、スペインリョコウシマシタヨ。チョットダケベンキョウシタヨ。スペインノドコニスンデマスカ?」と片言のスペイン語にとても喜んでくれて、するとそこにスペイン語が上手なトルコ人一家のパパも会話に加わり、なんだか妙に盛り上がりました。
ツアーそれまではガイドさんのハイテンションにちょっとぎこちなかったツアーメンバーが、言葉が少しでも通じると一転ワキアイアイといった雰囲気になりました。
ツアーで回ると自分達のペースで回れないのですが、今回はこういった人のふれあいがあったのでツアーも楽しいなと思いました。
その後はツアーの雰囲気が少し変わった気がしましたが、ガイドさんはそんな変化もお構いなしに最後まで社会見学ノリ。
「今日勉強したところは何でしたか?じゃぁ、おさらいしましょう。では問題!」とおさらい大会が始まり、「何々と何々と何々ですよ。忘れないでくださいねー!」と帰ったら試験でもやるのかなという感じで授業を閉めました。まあそんなのも面白かったので良かったです。
遊び場自分らで回る観光と違って勝手にどんどん進めてくれるし、迷子が出たりすることもないので、どう回ったのかとかわからないけれど、ツアーってラクチンだなぁと思いました。

《マサヒロ》
ホテル情報
交通情報
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ポイント
masa テンション
★★★★☆
きのこというよりチ○コ岩だね。
ayumi テンション
★★★★☆
久しぶりに筋肉痛になった
【治安】小さな村。とても良い。
【物価】観光地だというのに宿代はだいぶ安かった。しかし観光客向けのレストランしかないので食事代は高い。ミニマーケットも高い。
【交通】近場は原チャリやトレッキング、ウフララ渓谷など遠方はツアーがお勧め。
【食】たかがケバブサンドでさえも3.5YTLする。高い!!バナナなどを買ったけれどそれも他の場所に比べて高かった。
メモ
【チャリンコで観光】
ホテルで自転車を安く手配してもらったらオンボロだった。安くしてもらってもお店で自分で確かめてレンタルした方が良い。私たちの自転車は10時間で15YTLだった。
ローズバレー、きのこ岩、ゼルヴェ屋外博物館くらいまでだったらチャリで余裕。ユルギャップ方面は急な坂ばかりなので疲れる。やっぱ原チャリがお勧め。
ギョレメからギョレメ屋外博物館までの道もかなりの急坂。自転車で上るのはキツイ。
カッパドキアは真夏でもトルコの中では暑くない方だけれど、日差しは強いので十分な水と長袖必須!!

【ツアーで観光】
ウフララ渓谷の方のグリーンツアーに参加した。ランチ、入場料、ガイド、車が含まれて60YTL。ランチのドリンク(コーラ3YTL)だけ含まれていない。ランチは結構豪華だし、車に乗っていれば連れてってくれるし超ラクチン。ウフララ渓谷は自力で行くのがめんどくさいそうなので、ツアーで行く人が多い。
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