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2008

建物、壁画、ダンス、遺跡、食・・・見所多い!

国/メキシコ【8カ国目】 滞在地/メキシコシティ【34ヶ所目】

■メキシコの歴史散策

メキシコシティに来ました。
この町は歴史や文化がたくさん詰まっていているので、気になるところが多くて大忙し。相変わらず歩き回っていたので何度も道に迷い、ムダに日数がかかりましたがメキシコシティを思い切り堪能しました。
メキシコシティ
特に印象的だったのは歴史地区のヨーロッパ風の建物。立派な教会や宮殿などスペイン植民地時代の面影が色濃く残っています。まるでヨーロッパの町を散策している気分になりました。
メキシコシティでもちょっと複雑。町中や周辺にはスペインに占領される前の遺跡がいくつか残っているけれど、圧倒的に教会などのスペイン風の建物が多く、物乞いをしている人の多くは先住民系。もともと住んでいた先住民系の方が貧しいようです。
メキシコや中南米諸国は先住民文化とヨーロッパ文化が混じった独自の文化が見所なんだけど、歴史をちょっと知るだけで楽しい!だけではなく、いろいろ複雑に入り組んだ背景を実感できるんだなと思いました。そう感じたメキシコシティ。

そんなわけでちょいとその昔日本がヨーロッパの植民地だったら、を想像してみました。
江戸城などの城は壊され、その資材で立派な教会が建設される。そして城下町にはヨーロッパ風の建物が建ち並び、いつしか母国語はヨーロッパ語。盆踊りや祭りは『先住民文化』となり、お寺や神社は『遺跡』として観光地に。しかもヨーロピアン系の人たちが裕福で日系先住民の方が貧しい生活・・・。
あー日本がヨーロッパから一番遠くて本当に良かったな。

《アユミ》

■メキシコの三大巨匠を拝む。

壁画1メキシコシチーは見所が多くて全部見て回るのは大変。ということで壁画や絵画中心に見て回ることにしました。
メキシコでは昔から壁画が盛んだったらしく、三大巨匠と呼ばれているリベラ、シケイロス、オロスコの作品が町のあちこちの建物に壁画が残されてました。
壁画といっても古代の壁画とは違い、絵自体は現代っぽくキャンバスが壁だったという感じ。だけどその大きさや迫力には圧倒されました。
壁画2壁画3リベラの作品は歴史や物語を背景にした絵が多かったような気がしました。人がたくさん描かれている細かい作品が多くて、一人一人の表情の違いが面白かったです。
シケイロスは遠近法や直線などが組み合わさっていてちょっと色もポップな感じでした。描いてあるものは、なんだか分からなかったけど個人的には一番面白いと感じました。
オロスコはグアダラハラで見たのですがスゴイ迫力の絵で、恐いくらい力が入っている壁画がとても印象的でした。巨匠三人の作品は三者三様で個性が出ていて興味深かったです。
美術館には他にも色々な人の壁画や絵画があったり、昔の広告ポスターが展示されていて近代メキシコアートを楽しみました。
美術館
しかし残念なことが一つ、有名な絵画が近代美術館で展示されていると知り見に行ったらどこにも見当たらない。係員に聞いたら「今はサンフランシスコよ」と言われてしまいました。そんなこと先に言ってよって思いました。先に聞かなかったけど・・・
でも考えてみると、日本でよくどこどこの美術館展とかいって、たまに来てたりするけどまさかそういうことに出くわすとは、その分壁画は動かせないからいいですよね。
まあ今回は三大巨匠の壁画が拝めたのでとても満足でした。

《マサヒロ》

■国立宮殿は猫宮殿

大昔からメキシコ革命までの様子を何枚もの壁画で描いた、リベラの超大作が並ぶ有名な国立宮殿。
壁画一つひとつにパワーがあってとにかくすごい。メキシコシティにはこの壁画を見に来たと言ってもいいくらい、以前から見たかったのですごい感動しました。壁画の面白みのひとつは、画家がこの場で描いていたこと。重労働だったに違いないその様子を想像しながら見るとその作品のすごさが更に感じられます。いやーあっぱれ。あの壁画を描く忍耐にもビックリしました。

メキシコシティそして壁画を見終わって国立宮殿内の中庭を散策していたときのこと。
おや、あちらに毛もじゃの動物がえさを食べている・・・。猫だ!!
3,4,5,6・・・何匹!?
その周辺を散策してみれば猫だらけ。仔猫もウロウロと20匹以上は確実にいました。私と同じく猫好きそうな外人も写真を撮っているじゃないですか!しかもサボテンと猫なんてなんてメキシコらしい構図。ここはメキシコ猫宮殿なのか!?
そんなわけで28歳の夫婦は猫を探しては写真を撮り続け、知らないうちに時間が経過。

あれ、ディエゴの壁画見ていたよりも猫の写真を撮っている方が長いじゃん。
世界的大作も私の猫好きには敵わないようです。

《アユミ》
ホテル情報 交通情報
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ポイント
masa テンション
▲▲▲▲▲
ピラミッドパワー!ウォー!
ayumi テンション
★★★★☆
町が大きいと疲れる。でも楽しかった
【治安】メトロはスリが多いらしい。町中はポリスだらけなので安心。夜もパトロールしていた。
【物価】なんと地下鉄2ペソ(22円)。バスは3ペソ(33円)公共機関が安い。宿も首都のわりには安かった。
【市内交通】町は広く見所がいくつかに点在している。メトロとバスを乗り継ぐのでめんどくさい。見所を回る観光バスが便利。
【食】チキンを丸焼きにしている店や肉を店先で焼いている店など、ソカロ西側はB級グルメだらけ!
メモ
【ベリーズビザ】
ビザ代50ドル。四国くらいの小さな国のくせにビザ代は立派。出国するときも20ドルかかるそうなので良く考えて行きましょう。しかもベリーズ大使館の場所はわかりにくい。最寄の駅から徒歩30分以上かかりました。はー疲れた。受付時間は9:00〜13:00.土日休み。私たちは12時に申請して15時にできました。場所はこちら↓
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