1年9ヶ月ぶりに見た日本
もともと一時帰国する予定だったのですが、ガンダムを見るために予定を2週間繰り上げて、1年9ヶ月ぶりに日本に戻ってきました。
1年9ヶ月ぶりに戻ってきた日本の感想は、きれい、親切、そして高い!
いかんせん、エジプトという世界でも屈指の物価安の国から戻ってきたので、全てが何倍、何十倍。成田空港から埼玉の実家へ戻るのに1人1600円以上かかったので、思わず「ナスカからアレキパくらいまで行けちゃうよ!」と突っ込みを入れたくなりました。
日本に戻って数日間はコンビニで買い物するのも気が引けちゃうくらい。なんでおにぎり1個で130円もしちゃうんだ。
そんな物価高に驚いたものの、全てに対してサービスとクオリティの高さには納得。ゴミがほとんど落ちていない道を歩きながら「やっぱ中東とは全然違うわぁ〜」と思うし、美味しい料理を食べるとやっぱ自分に一番しっくりくる国は日本だわぁと改めて実感しています。
旅をしながら日本の良さを改めて発見することも多々。一時帰国も旅の過程にあると、いろんな再発見が結構面白いです。
荷物の大減量
荷物が多い、荷物が多いと言われ続けているタビゴコローズ。本人は必要なものだけを持っていたつもりなんですけど、結構な大荷物を持ちながら旅していました。全然スタイリッシュじゃありません。
約1ヵ月後に再出発する行き先は、インド、ネパール。ただでさえアフリカや中東でガラガラとひいて旅するのは大変だったので、荷物を見直すことにしました。
あれもいらない、これもいらない、これももう必要ないかな…
と減らしていった結果、マサのバックパックは約13Kg(一時帰国まで25Kg)、アユミのバックパックは9Kg(一時帰国までキャリアバック21Kg)。
なんともまぁ、超スリムなパッカーになりました。なんだできるじゃないの、タビゴコローズ。
じゃぁ、一体今まで何が重かったのか?
それがよくわかりませんが、これで身軽なインド・ネパール旅行が出来そうです。
リマで別れた友人と偶然同じ飛行機
世界は広い、されど世間はとても狭い。
タイのタオ島で出会った西回りで旅をしている友人と、東回りの私達は地球をぐるりと回って南米のクスコで偶然再会したし、中米で出会った友人と南米で何度も再会、しかもその後ヨーロッパでも再会しました。
ベトナムで出会った友人とはアフリカで1年3ヶ月ぶりに再会し、その後パリのルーブル美術館で偶然再会したこともあるし、これまで何度もびっくり再会がありました。
それ以外にも何度びっくりの再会があっただろう?
この間は、南米でしばらく一緒に旅した友人達と偶然バンコクの空港で再会。リマで別れた後、連絡もなしに1年ぶりに偶然の再会でした。しかも偶然インドのカルカッタ行きの飛行機が一緒で、バンコクでバッタリ再会しました。
旅の不思議の1つです。
インドのトイレは意外とキレイだけど
インドをできる限り快適に旅をしているバックパッカーの視点ですが、トイレは以外に大丈夫です。
例えば駅やマックやレストランなどのトイレ。
トイレを掃除してくれている人が必ずいるのでキレイだし、こちらは水で洗う方式が多いので汚れたティッシュが散乱していることがありません。
その代わり、トイレは水浸しです。さすがにビーチサンダルでは嫌だなぁと思うところもあるけれど、インドのトイレは意外ときれいです。
ちなみにトイレワースト1は、中国に決定しました!!
食がナンバーワンなのに、出てくるときはワースト1!!中華料理が世界NO.1料理だけれど、中国のトイレ以上に強烈な国はありません。
インドのちょい悪オヤジ
インドの女性が着ているサリーは本当に素敵です。柄も素敵だし、スパンコールが散りばめられていたりとっても華やか。どこの世界も女性の民族衣装は素敵です。
がしかし、インドの男性は全然洋服にこだわりがないようです。大体シャツにパンツにサンダル。女性と違って汚れっぱなしだし、ヨレっとしています。
それでも町を歩いているうちにあることに気づきました。オレンジ色の頭のオヤジが非常に多い。
どんな薬剤を使えばあんな色になるんだ!?と思うくらい、蛍光オレンジの頭をしたオヤジが町中にいます。
も、もしやコレがインドオヤジのお洒落なのでは!?
これがイタリア風で言うちょい悪オヤジなのでは!?
それにしてもなんで頭までカレー色なんでしょう。
そのセンスに突っ込みたくなります。
あー、インドうける。
土に還るゴミ、還らないゴミ[インド]
町を歩いていたら、屋台のお皿が葉っぱ製でした。
エコだなぁ、と思っていたら使い終わったそのお皿をその辺に捨てろと言われました。
全く、インド人はなんでゴミをゴミ箱に捨てないんだ!なんて思っていたら、その葉っぱを牛とヤギがムシャムシャ。
インドの素晴らしいゴミ連鎖を見ました。
そうか、その昔のインドはこうやってゴミが無くなっていたのか。
そういえば日本で見たテレビ番組で、インド人が「文明がインドを汚した」とか言っていたな。
と思ったのですが、文明がインドに入ってもう何百年!?
ケッ、結局インド人の意識が全く変わっていないだけじゃんって思い直しました。
インドが汚いのはインド人が汚しただけです。
日本人に騙されインド人に助けてもらった人[インド]
デリー空港名物『連れ去りツアー会社インド人』のトラブル話は尽きません。
この間も旅の初心者の大学生が、デリー深夜着の為に初日の宿を予約していたにもかかわらず、結局宿でツアーをしつこく勧誘され、数日間で300USDのツアーを組んでしまったと後悔していました。
初めてインドに到着して、インドの雰囲気にたじろいでしまったときに、ツアー会社に連行されて高額なツアーを組んでしまうことが多いようです。
この間もデリーでツアーを組んでしまった人に出会いました。
それもツアー会社のインド人が突然日本人に電話を掛け、その日本人に「この会社は大丈夫です。ツアーならこのくらいしますし、インドは危険なので安全で快適ですよ」と言われ、ついついそのツアーに多額のお金を払ってしまったそう。
しかし、やはり納得がいかない。納得がいかないけど、しょうがなくアーグラ行きのプライベートツアー用タクシーに乗っていると、その運転手が「ツアー会社に納得がいかないなら、その金を取り返そう」と持ちかけてきて、そのインド人の助けもあってブチ切れながら交渉してお金が戻ってきたらしいです。
そして、そのインド人が言ったのは「お金戻ってきたなら、ちょっと分け前くれよ」
まぁ、結局インド人が無償で助けてくれるわけがありませんが、インド人のお陰で助かったそうです。
が、しかし後日知ったのは、インドにいる日本人でお金ほしさにインドのツアー会社と結託して日本人を騙している輩がいるという話でした。
インドでは日本人さえも信じられないのか!?
皆さんも日本人にも気をつけてください。
洗濯物の水の色はチャイの色[インド]
インドでは毎日のようにバケツで手洗いの洗濯をしています。
それにしても何でしょう、このバケツの水の色。ほぼ泥水です。普通の生活をしているのに・・・。
アジア勢の経済発展[ネパール]
ネパールではあちらこちらで流暢な日本語を話す現地人に話しかけられます。
日本食も多いし、日本語のツアー会社もあります。それほど日本人がたくさん来るのかな?と思っていたら、トレッキング中に滞在した村の施設にこんな表が貼ってありました。
2008年度にネパールに訪れた国別の表です。
あれ、以外にも日本は少ない。
1位のイギリスはまぁ歴史から関連して納得として、2位は韓国、3位は中国。
この間トレッキングのガイドが「年々も前に日本語を勉強したけれど、日本人がどんどん減ったから日本語を使う仕事が減った」と言っていたし、この表はアジア勢の経済成長が顕著に表れているって感じですよね。
数年後にはカトマンズにチャイナタウンとか出来たりするんじゃないでしょうか。
ガンバレ、ニッポン。
タビじいちゃんに会う[タイ/バンコク]
旅が終わりに近づきました。
楽しかったこと、感動したこと、悔しかったこと…バンコクの屋台でこの2年を思い出しながら、残り少ない旅生活を楽しんでいます。なんだか徐々に寂しくなってきました。
最後のバンコクの日、私達は中東で出会った友人とバンコクで再会し、最後の宴を開催しに屋台へ繰り出しました。
その屋台の後ろの席に座っていたTシャツ、短パン、サンダル姿の人、なんと日本人の80歳のおじいさんでした。
ツアー客ではなく、自由気ままに旅行に来ているご年配の方でした。
いろいろお話をしていたら、なんだもう旅はできないなぁなんて思っていたけれど、おばあちゃんになってもきっとできるなぁ、って元気が出ました。
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