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5/4-7 5/11-14
2009

都会と雑多が隣り合わせのめんどくさい都市

国/タンザニア【29ヶ国目】 滞在地/モシ【101ヶ所目】
国/ケニア【30ヶ国目】 滞在地/ナイロビ【102ヶ所目】

■まるっきり見えんじゃろ

みえんじゃろザンジバル島からナイロビに向かう途中、どうしても見たかったのでキリマンジャロの麓のモシという町に寄りました。キリマンジャロといえば、ティターンズの地球拠点。サイコガンダムが出てきたのを思い出します。
旅の当初はキリマンジャロ基地に潜入なんて考えていたのですが、近くに来るにつれ聞こえてくる「入山料金2人でが高い(1人800USD以上)」とか「ガイドとチップでもめる」とか、金欠の僕達には都合の悪い情報ばかりなので登山を諦めました。
それでも見るだけでも!と思ってわがままを言い2日ほど立ち寄らせてもらいました。
しかし現在のこの地方は雨期の為か、せっかく2日も待ったのに雲に隠れて何も見えず。それなのにタンザニア特有のしつこい客引きに「近くまで行けば見えるぞ!」みたいな、いい加減なことを町を歩く度に言われとっても疲れました。
せっかく立ち寄ったのに、形も分からないのは悔しいので、ポストカードとキリマンジャロコーヒーで我慢しました。

《マサヒロ》

■ナイロビ到着深夜2時

ナイロビは世界で有数の"治安が悪い都市"の1つで、聞いたところによるとワースト1位が南アのヨハネスブルグ、次いで2位がケニアのナイロビ、そして3位がベネズエラのカラカス、と言います。
あともう少しでアフリカは終わりだ!最後まで無事に終わらせたい!なのに、モシでバスはなかなか来ませんでした。
「バスはいつ来るんだ?」とチケット売り場のおっさんに聞いても、「ここはアフリカだ。日本の時間じゃないんだ。いずれ来るよ。ハクナマタタ〜」。こんな感じです。 そういえば、このアフリカの旅で「ハクナマタタ(問題ない)」「ポレポレ(ゆっくりゆっくり)」を何度聞いたんだろう?アフリカ人に何かを訊ねると、必ず戻ってくる言葉は「ハクナマタタ〜」「ポレポレ」。
でも私達が「アフリカ人ってなんでこんなにマイペースなんだ?」と思うのと同じように、アフリカ人は日本人に対して「なんであいつらはいつも急いでいるんだ?」と思っているかもしれません。まぁ、しょうがない。文化の違い。
遅延は慣れたけれど、最後のナイロビ到着はドキドキでした。
ようやく2時間半くらい遅れてバスが到着、いざナイロビへ。
がしかし、私達が乗ったバスは超オンボロで、道も悪く、月明かりで車内に充満した土ぼこりが見えるくらいでした。一番揺れる後部座席、しかも壊れているので寄りかかれない!!
このルートって悪路って有名だったっけ!?それともバスのせい?
とにかく何度も座りながらジャンプしました。
無事国境を越えて、ナイロビに到着したのは深夜の2時半・・・。
しかもバスは治安の悪いという、ダウンタウンに到着しました。初めて見たナイロビは、先入観もあってかなんだか恐かったです。
しかしこんな時間に到着したためか、幸いにも朝まで寝てていいよと言われ、乗客のほとんどが朝まで待機していました。
そして朝7時までバスで仮眠をして、無事ナイロビの宿に到着。
短くて長かった、アフリカ移動の旅が無事に終結しました。
最後の最後までアフリカを満喫した移動の旅。最後はバスの下へ預けた私達のバックが、泥だらけになっていました。

《アユミ》

■意外と何もないナイロビ

危ない、危ないと恐れていたナイロビでしたが、日中数人で歩いている分には、特に怖い目にあうこともなく過ごせたナイロビ。ダウンタウンは想像していたよりもかなり賑やかな町で、人がうじゃうじゃいて、思っていたよりも歩ける場所でしたが油断は禁物。集団に襲われて貴重品を全て盗られた人もいるそうです。
ダウンタウンと新市町はとても近い場所にあるのに、道を隔てて全く違う雰囲気です。ダウンタウンはゴチャゴチャと雑多な感じで、マーケットなんかは想像するアフリカの雰囲気だけれど、セントラルはビルだらけでスーツを着ているビジネスマンだらけ。2つの顔を隣り合わせで持つ都市です。
正直面倒くさいのでダウンタウンに泊まりたくないけれど、セントラルは宿代が高い!!ナイロビは意外と高いです。
また、大都会なのでインターネットができるなぁ、と思っていたけれど遅い。時間などにもよると思うのですが、メール3通で1時間くらいかかって、正直イラっとしました。首都だしここならWIFIカフェはあるかな、と思ってもなかなか見つからず。
そして久々に日本食レストランに行こうとタクシーに乗ったものの、運転手が場所が分からず1時間半もかかって結局行けなかった、郵便局で1時間半以上待たされる、などブラックアフリカ随一の都市だろうと、ここはやっぱりアフリカでした。
大都会だ!と期待していた分、疲れる・・・。
アフリカはちょっと小田舎の方が、ずっとアフリカの雰囲気を楽しめました。
これまでどんな場所でも大抵大丈夫でしたが、私にとってナイロビは最強に気疲れする町でした。
思い残すことなく、アフリカを去れそうです。

《アユミ》
■モシ ホテル情報
■ナイロビ ホテル情報
交通情報
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ポイント
masa テンション
★★☆☆☆
何もない
ayumi テンション
★☆☆☆☆
早いネットが恋しい
■モシ
【治安】町自体は悪い雰囲気は無いけれど、「キリマンジャロに登るか」「ツアーに行かないか」という勧誘がとにかくひつこい。何度も断ってもずっと付いて来る。
【物価】観光地なのに、結構安い。1人5ドルで快適な宿に泊まれる。
【市内交通】町中は徒歩で十分。バスターミナルが町中にあるので、タクシーの必要なし。
【食】外食Only。タンザニアはインド系やイスラム系も多いので、アフリカ料理とはちょっと違った食事が出来た。また、カフェでキリマンジャロコーヒーを飲める。

■ナイロビ
【治安】はっきり言って悪い。ダウンタウンは特に注意した方が良い。と言っても夜まで人通りが多く、手ぶらで数人で歩く分には何もなかった。小道は雰囲気が激悪なので行かない方が良い。
【物価】都会なので高い。金額の割りには設備は悪い。
【市内交通】ダウンタウン⇔新市町は歩いていける。郊外はタクシーかミニバスを利用。バスの発着所はダウンタウンにある。
【食】ダウンタウンの方が安い。チップス、チキンなどの定番メニューは結構安い。新市町はちょっと高めだけれど、クオリティが高い。
メモ
【モシ⇒ナイロビへ行くなら】
モシからナイロビへは15:30発のバスが1日1本らしい。でもかなり遅れて出発する確率が高くバスもオンボロ。私達のように夜中2時に到着するようなこともあるので、お金に余裕がある人、1人での移動で不安な人は旅行会社のシャトルバスを利用した方が良いと思う。確か一人30USD弱。
それかもしかしてモシからタンザニア国境、ケニア国境からナイロビの方が早いかもしれない。
【ナイロビの古着マーケット】
New Kenya lodgeを出てRiver Rd.を左にずっと進み、大きな交差点を左へ曲がってPumwani Rd.を進むと、道no いたる場所で古着を売っている。奥に行くほど安いようで、Patagoniaのフリースを60Ksh(80円)でGet!
他にもスニーカーやTシャツなど、幅広く売っている。マーケットは毎日開催。
治安はよくないので、なるべく手ぶらで。買ったらすぐに洗うべし。
ちなみに雨の後は泥がすごいし、臭い!!
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