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2009

ダウ船に乗ってインド洋で釣り&シュノーケル

国/タンザニア【29ヶ国目】 滞在地/ザンジバル島【100ヶ所目】

■インド洋の不思議な島

やっとのことでタンザニアの首都に到着。その足で早朝発のフェリーでザンジバル島に向かうことにしました。
ザンビアで「アフリカは見所がそんなに多くないから、無駄に長く滞在してもしょうがないし、先に出発チケット買ってしまおう」と、事前にナイロビ発のチケットを買ったのが大失敗。余裕の日程だと思っていたら、なんだかんだで時間がかかり、かなりタイトなスケジュールとなってしまいました。だから全てスローリーなアフリカ時間に反して、私達は忙しいです。

やっと辿り着いたザンジバル島はタンザニアの右側に浮かぶインド洋の小さな島で、40年程前までは1つの国家だったという島。その昔はアラブ系の国だったので、イスラム教の人々が多く、ムスリムを纏った黒人女性が歩いています。モスクや迷路のようなアラブの町並みは、世界遺産に登録されています。
またインド系の人たちも多いので、ここはアフリカとアラブとインドが混じった不思議な場所です。

《アユミ》

■ダウ船に乗って釣り&シュノーケリング

ダウ船青い海と白い砂浜だけが売りのジャンビアニでは、子供と遊ぶ、釣り、シュノーケリングくらいしかやることがありません。
宿の前の浜辺から、ダウ船という帆船に乗り沖へ出発。帆だけで進む船なんて乗ったことがなかったのですが、乗り心地も良くスピードもそこそこ出るし、帆を立てるところは原始的な感じで格好良かったです。昔は風をうまく利用した船で移動していたと考えたら、人ってすごいなと思いました。
適当なところで船が止まり、早速釣りがスタート。釣りといっても竿はなく、ボリビアのジャングルでピラニアを釣ったときと同じような仕掛けで、糸と針だけでした。餌は歯のついたミミズを手で千切ってつけるという、またしても原始的な方法でした。
釣り海はキレイで透明度が高く、糸を垂らすと餌によって来る魚が見えるくらいでした。しかもすぐに青と黒でシマシマのいかにも南国の魚が釣れ、その後は入れ食い状態でした。一時間くらいで餌はなくなったのですが、全部で20匹以上になってました。
あまりにも簡単に釣れるので、釣り好きの人からすれば味気ないかも知れませんが、やはり釣れる釣りは楽しかったです。
シュノーケルその後シュノーケリングタイムになりました。
久しぶりの海だったので、耳抜きがちゃんと出来ず苦戦しましたが、透明度が高く魚がよく見えてとてもキレイでした。浜辺から海を見たときは、海草が多くてここの海はあまり期待できないかも、なんて思っていたのですが、沖の方は珊瑚もたくさんあるし、魚の種類も多かったのでなかなか飽きなくて、気付くと背中や肩がめちゃくちゃ焼けてました。
大物は見れませんでしたが、ザンジバル満喫といった感じでした。
宿に帰り、宿のご主人のハジさんに昼食と夕食に魚料理づくしにしてもらいました。

《マサヒロ》

■のんびり田舎のジャンビアニ

世界遺産のストーンタウンは、歩いていると「どこに行くんだ」「チケットを買わないか」「すごい安いぞ」「宿に案内してやろう」と人が寄ってきて、「No thank you」と何度言ってもずっと付きまとうので、ちょっとウザイ。
でもストーンタウンから1時間半のジャンビアニは、素朴な家々な建ち並び、白い砂浜と青い海がローカルな雰囲気たっぷりの小さな町です。
何よりも良かったのは、08年に出来たばかりの日本人宿『MALAICA GUEST HOUSE』。日本人がオーナーらしく、海のすぐ近くにある小さな宿です。
この宿の良さは、ここで働いているハジさんのサービスと手料理。
私達が滞在した時は煮魚を作ってくれました。ここで煮魚を食べられるとは!おっちゃんの作った料理は、アフリカの料理で一番感動しました。
まだ電気が通っていないので、夜になるとランプです。そのランプ生活もなかなか良くて、夜は外で椅子に座りながら満天の星空を眺めました。何度も見上げた南半球の夜空。これで何度目だろう?町灯もないような田舎なので、波の音を聴きながら贅沢なプラネタリウムでした。
ローカルな感じとおっちゃんのサービスがとにかく良くて、最近徐々にパッカーに広がっている宿。もっと居たかったなぁ。

ジャンビアニは本当にのんびりとした場所で、歩いていると大人も子供も「ジャンボー!!」って声をかけてきます。何度も建物の陰から「ジャンボー!」と追いかけてくる子供もいて、それがとにかく可愛い。
宿に遊びに来た6歳くらいの子供は、子供とは思えないテクニックで、太鼓を披露してくれました。あのリズムはどこで覚えたんでしょう、と思うくらい大人顔負けの太鼓たたき。さすが黒人の血に流れているアフリカンリズム!!
ザンジバルは暑くて暑くて昼間は日本の夏のようだったけれど、ローカルなジャンビアニで一風変わったアフリカを体験できて、本当に楽しい島生活でした。

《アユミ》
ホテル情報
交通情報
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ポイント
masa テンション
★★★★☆
背中が焼けてバックパックを背負うのが辛い!
ayumi テンション
★★★★★
久々の魚は美味しかった!
【治安】ストーンタウンは人がまとわり付いてきてちょっとウザイ。付いてくる人たちからチケットは買わない方が良い。危害はなさそうだけれど、しつこい。
ジャンビアニは超田舎で安全。でも夜は町灯がないので真っ暗。
【物価】観光地なので、全体的に宿代が高い。でもジャンビアニのマライカGHは破格な上食事込み!島なのでレストランも本土より高い。
【市内交通】ダラダラを利用。雨が降ると屋根においていた荷物がビショビショになる。そしてすごいギュウギュウ。でも1500Tshなので安い!
タクシーでストーンタウンからジャンビアニまで向かうと一人10USDくらいする。
【食】外食Only。ストーンタウンに中華レストランがある。しかも安い!
ジャンビアニではマライカで食事が出来る。しかも煮魚などを作ってくれる。美味しい!
メモ
【ダウ船に乗って釣り&シュノーケリング】
帆で進む昔ながらのダウ船に乗って釣りとシュノーケリングを楽しめる。1人10,000Tzsでシュノーケリングセットのレンタル代込み。
朝9時くらいに迎えに来てもらい、沖に行く。天気によると思うけれど、さんご礁に囲まれた遠浅なので波はほとんどなく、船酔いしやすい人も大丈夫だった。時間は3時間くらい。日差しがかなりきついので、長袖必須!!シュノーケリングをしていた時間は1時間くらいだったのに、背中がかなり焼けて痛かった。
獲った魚はマライカのハジさんにお願いすると調理してもらえる。私達は合計20匹くらいをランチとディナーに調理してもらった。美味しかった!!

【激早!お洒落WIFIカフェ】
夜便のフェリーを待っている間に行ったWIFIカフェ。そのカフェがこれまでのアフリカで一番早くて、オシャレな欧米人向けカフェだった。
[Livingstone Beach Restaurant]ストーンタウンの海沿い。歩き方の地図に載っている。ソーダ類1500Tzs,コーヒー3,000Tzsなど。かなり快適なのでフェリーの時間まで時間をつぶせる。
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