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2009

タンザン鉄道、駅で19時間30分待たされる

国/マラウイ【28ヶ国目】 滞在地/カロンガ【98ヶ所目】
国/タンザニア【29ヶ国目】 滞在地/ムベヤ【99ヶ所目】

■腹立つ両替商

アフリカ激闘編はまだまだ続きます。そして再びいつものように、ぎゅうぎゅうのバンに乗って移動です。
今日は12人乗りのバンなのに、この日は大人22人を詰め込まれました。疲れる・・・。乗務員の裁量だから、お金のためならどんどん客を乗せるという感じで、もはや顧客満足なんて皆無。さすがに黒人もイライラしたようで、乗務員とケンカしていた人もいれば「もー最悪!!」って感じで途中で降りる人もいました。
でも私達3人は耐えました。よく考えたら学生のころから毎日乗った満員電車の方が辛いじゃないですか。日本の電車は世界的にクレイジーな乗り物だと思うな・・・。

そしてマラウイからタンザニアへ。
アフリカ激闘編、次の敵は両替商です。 とにかく国境近くにたむろしている両替商がとてつもなくしつこい!でも次の町まで行くには、タンザニアのお金が多少なりとも必要なので、40US$分だけ両替をしようとすると、人がうじゃうじゃ寄ってきます。「レートを教えてよ」というと、「1US$=125TSHだ」と言ってきました。すると、周りの関係ない人が「良いレートだ!両替だ、金出せ」とか言ってきてこっちに隙を与えない。しまいには「早くドルを出せ」みたいな。
おや、おかしい?
事前にネットでレートを調べていた私は、メモ帳を出してみると1USD=1320TSHと書いてありました。そうだ、千単位だった。
こいつら、桁をごまかしてる!! 0が1つ足りない!
「1USD=1320TSHじゃん。あんた嘘つき!」と言うと、ばれたかという顔をしたけれど、それでも5000TSHしか出さない。次に行く国のお金ってまだ慣れていないから間違えやすく、その盲点を使った騙しテク。でもこんなふざけた両替商、初めてです。タダでさえ移動で疲れるのに、ったく馬鹿にしているなぁという感じ。
「嘘つき、両替はいらない」というと「あー待って待って!!わかったちゃんとあげるから」とやっとちゃんと両替してくれました。 しかもそんなの1人じゃなく、何人もいるからめんどくさい。とにかく両替をする場合は、先にお金をもらって枚数を数え、こっちが納得してからお金を渡さないと騙されます。

と横で友人が、両替で失敗して途方に暮れていました。
彼は両替した後に「あ、小銭しかないからちょっと待って」と言われ、「あ!」と思ったときには逃げられていたそう。
その後3人でバスの停留所に向かい、「バスのチケットだ」と買ったチケットが実は超ぼられていることに気付きました。
黒人の勢いにやられた!ちきしょー!というわけで激闘アフリカ編はまだまだ続きます。

《アユミ》

■駅で19時間待ったタンザン鉄道

移動の旅アフリカのハイライトとも言える、タンザン鉄道。
タンザニアのダル・エス・サラームからザンビアのカピリ・ムポシをつなぐ結構有名な鉄道です。私達はマラウイを通ってきたので、途中の駅ムベヤからダル・エスまでの850kmを寝台列車に乗って行くことにしました。
そして出発日。14:30にムベヤ発でしたが、のんびり本でも読みながら待っていれば、すぐに時間になるだろうと、チェックアウト後11:00頃に駅へ。これが始まりでした。

14:30になっても列車は来ず、欧米人が「2時間遅れらしいよ」と教えてくれて「あー、やっぱりね。タンザン鉄道は遅延が多いって言うし」と話していたら、駅の係員が案内板に何かを書き始めて、読んでみると『到着時間21:00、出発21:30』と。何のアクシデントだかは何も書かれず、ただ遅延です、と書かれていました。
只今14:30・・・。これから7時間・・・。
1等寝台に乗って優雅に移動だーなんて思っていても、やっぱりここは激闘アフリカ編なわけです。
駅の近くには何も無いので、11:00から21:00まで10時間各々本を読んだり、DSやったり、暇つぶしをしました。
が、案の定やはり21:00になっても列車は来ず。やっぱりな、という感じでした。

ここ最近毎日同じものしか食べていないし、今日もまともに食べていなし、そのうち3人で何が食べたい?という話になって、『古今東西今食べたいもの!』ゲームをしました。「納豆!」「ナムル!」「いくら丼!」「さんまの塩焼き!」、更に「今コンビニに行ったら1万円分くらいお弁当買っちゃいそう」「日本に帰ったら最初に何を食べよう」だとかで現実逃避大会となりました。
そんな現実逃避大会を延々と続けていても、やはり列車は来ず。気がつけば23:00。待ち続けて12時間経過していました。

周りの人たちもさすがにお疲れモードで、待合室のベンチや床で寝ていたり。私達も眠くなったのでベンチで寝ました。

そして翌朝5:00。おっとベンチで6時間も寝てしまいました。さすがどこでも寝られるなぁ。
しかし駅のホームに入れたのに、まだ電車は来ず。
寒いホームで1時間待ち、やっと朝6:30に出発。走り出すと外はもう明るくなっていていました。駅で19時間30分待ちました。これもハクナマタタかな。
列車は1等寝台だったうえ、3人でコンパートメントを独占できたのでかなり快適でした。食堂車に行ったり、写真を撮ったり・・・。
が、予定18時間くらいで到着の予定が22時間かかり、結局到着したのは次の日の3時30分。夜明けまで再び駅の待合室で寝ました。
振り返ると、「なんだかアフリカ旅しているねぇ」と3人で笑えました。

《アユミ》
■カロンガ ホテル情報
■ムベヤ ホテル情報
交通情報
★この町の写真をピックアップ。写真をクリックすると大きくなります。
ポイント
masa テンション
★★★★☆
待ったけど1等寝台は優雅だった
ayumi テンション
★☆☆☆☆
後になると笑える思い出。その時は疲れたー
■カロンガ
【治安】小さな町。特に怖い雰囲気はない。でも観光客はほとんどこないような町だった。
【物価】マラウイの他の町とあまり変わらない。欧米人向けの宿じゃなかったのでホテル代は激安だった。
【市内交通】徒歩で十分。バスターミナルまですぐ。
【食】外食Only。チップス、チキン、ウガリ、牛肉などいつもの地元食しかない。

■ムベヤ
【治安】特に悪い感じはなかった。でも夜になると町灯が少ないので真っ暗!
【物価】マラウイと同じくらい。
【市内交通】坂が多くてめんどくさい。列車の駅は町の中心から離れているので、ミニバス(250tsh)かタクシー(4000tsh)を利用。
【食】バスターミナルの横に滞在していたので、夜はターミナル付近の地元食を食べに行っていた。チップス、牛の串焼き、卵、チキン。いつもと同じ。でも牛の串焼きは1本200Tsh(15円)、チップス+卵とじ(113円)と安い!
メモ
【タンザン鉄道】
ムベヤ⇒ダル・エス・サラーム (水・土 14:30発、翌9:00頃着 850km)
1等4人寝台/32,400Tsh
2等6人寝台/23,800Tsh
本当はガイドブックに火曜日の鈍行があると書いてあったのでそっちに乗ろうと思っていたのに、ないと言われた。
しかも予約するときは男女別の部屋になってしまうので、4人集めた方が貸切にできる。私達は最初男女別の部屋だったけれど、他に人がいなかったので勝手に移動した。
遅延は毎度のことらしい。駅にはたいしたものは売っていないので、事前に買っておいたほうが良い。
車内には食堂車あり。 1等だったからか、部屋で食事を食べられた。3500Tsh(200円くらい)で食べられるので安い!

【ンカタベイ〜ムベヤ(タンザニア)ルート】
ンカタベイ⇒ムベヤ所要1時間、ムベヤ⇒カロンガ所要3時間、カロンガ⇒マラウイ国境40時間、マラウイ国境⇒タンザニア国境徒歩5分、タンザニア国境⇒バスターミナル徒歩30分(タクシーもある)⇒ムベヤ2時間。
朝早く出れば途中の町に滞在する必要もなし!
ちなみに、マラウイ側、タンザニア側両方の両替商の質が悪い。皆平然と桁を1つ減らして計算してくる。レートを知っていたので騙されなかったけれど、平気で騙すので要注意。友人はお金持って逃げられた!
それと北上する方、バスのチケットを売ってやるという人は無視すること!!バス代ぼられます。無視してバスでお金を払うこと。
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