強烈過ぎて滝が見えない!!
国/ザンビア【27ヶ国目】 滞在地/リビングストン【93ヶ所目】
■世界3大瀑布ビクトリアホールズへ
レンタカーの旅の後、本当はケープタウンへ戻る予定でしたが、超混んで大変なイースター祭の時期ににぶつかってしまう為、とりあえず北上することにしました。
南米でイグアスの滝をつい3ヶ月前に見たので本当は興味がなかったけれど、世界3大瀑布だし見ておこうではないか!!とウインドフックから23時間かけてリビングストーンへ。先進国の南アから比べると、北上につれてどんどんローカルアフリカな感じになってきました。
時期的に雨期なので水量が多いらしく、イグアスの滝に負けないくらいのゴーっという音。しかし、ここの滝見物ルートはイグアスの滝以上!!それは観光客完全無視の超ど迫力ルートで、滝が全く見えないくらいのものすごい水しぶき。バケツをひっくり返したような水の中を歩かなくてはならないので、スタート10秒後には全員ビショビショになりました。
滝の長さは1.7kmもあるのに、どこまで歩いても結局どこに滝があるのかわからないくらいの勢いで、途中あまりにも水しぶきがすごいので息ができないくらいでした。何を見に来たんだ!?滝の全貌なんて全く見えてないじゃないかー!?
世の中にはそんな観光名所もあるんだなぁと、つくづく思ったのですが、もしも日本だったら雨期の間は通行禁止にするかも。さすが迫力満点のアフリカです。
《アユミ》
■ジンバブエドルを求めて。
リビングストンに着き、町をプラプラ歩いていると、分厚い札束をもってフラフラしてる黒人がお札をチラつかせながら声を掛けてきました。
そういえばここはジンバブエとの国境近く。
ジンバブエといえば強制的に白人を追い出してしまったために、世界から見捨てられて経済が回らなくなり、スーパーインフレになってしまった国。しかも昨年はコレラまで流行ってしまい、Yahoo Newsでも何度か話題になっていたあの国です。
その発行されているお札の桁数が驚くほど大きく珍しいので、お札をお土産にする人が多いと聞いていました。でも最近は価値が低くなりすぎて自国通貨は使えなくなったらしく、観光客用のお土産にしかならないので、歩いていると度々元闇両替屋らしき人に声を掛けられました。
僕達はジンバブエには行く予定がなかったけど、そのお札にだけ興味があったのでとりあえず交渉してみると、噂では1US$出せば札束が手に入ると聞いていましたが、お土産で観光客に人気があるのか、かなり高い値段で交換しようと言って来ました。そんなの両替より儲かっているじゃん!!
最初の交渉ではあまりにも割が合わないので断りましたが、どこに行っても似たような金額でふっかけてくるので、最終的に妥協してほぼ新札のお札を6種類手に入れました。ジンバブエでは町に紙くずのようになって捨ててあるということを聞いていたので、もう少し手に入れたかったのですが、もうこれ以上大きい金額は出なそうなので諦めました。
僕達の手に入れたお札で一番大きい金額は、100,000,000,000,000ジンバブエ$札(100兆)とありえないくらい0が多くて笑えました。これでも1US$以下らしく原価の方が高いだろ、と思いました。
世界には色んな国があり困っている人たちもいるのだろうと思いましたが、これはこれで記念のお土産になりました。
《マサヒロ》
■アフリカキャンプ生活2週間
ケープタウンでキャンプセットを買って以来、2週間ほどキャンプ生活を送りました。
アフリカは意外と宿代が高くてドミ部屋が続いてしまうので、キャンプセットを持っているとかなり助かります。
旅中にキャンプ生活を送るとは思ってもいませんでしたが、1年以上旅をして時には「この宿最低!」というところにも泊まったので、案外キャンプはキレイで快適じゃないか!!という感じです。
南ア、ナミビア、ザンビア、この先のマラウイやモザンビークには、南米の宿と違って宿の敷地にキャンプサイトがある場合が多く、ドミ部屋に比べて1泊1人2〜8ドル程度安い上、ドミ部屋と違ってテントはプライベートルームみたいなもの!しかも毎日自分の寝袋で寝られるので、ダニにやられる確率も低い。
バックパッカー宿に併設されているのでキッチンはもちろん、くつろぎスペースがあるので寝るとき意外はテントにいる必要がないし、結構快適です。
当初は「テントなんて絶対嫌だ!」といじけていたマサも、しばらくキャンプ生活が続いて良さも感じたようでした。時にはこういう旅も楽しいではないですか。マサヒロ君!?
そういったわけで
レンタカーで旅をしたり、キャンプサファリをする人にはかなり大助かりのキャンプ用具。
ただ、さすがに2週間もテントで寝ているので、腰が痛くなってきました。しかもキャンプセットは重いし、かさばるのが難点・・・。
私達は2週間でキャンプ生活にピリオドですが、意外とお金のかかるアフリカはキャンプがオススメ!この後もキャンプサイトが多いようなのですが、手放してしまって若干後悔気味な私であります。
《アユミ》
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★★★★★
巨人好調な出だし |
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★★☆☆☆ 滝が見えないじゃん!! |
【治安】小さな町なので昼間に歩いている分には問題がなかったけれど、夜は恐そうなので出ていない。
【物価】南アに比べて物資が高いように感じた。宿代も決して安くない!!高い!
【市内交通】ビクトリアの滝までは宿の送迎サービスを利用。帰りはタクシーで。
【食】宿の近くにスーパーがあったので毎日自炊。品揃えは上々だし、キッチンが結構広いのでいろいろ作れる。
【ジンバブエのお金】
ジンバブエドルは現在は使用できないので、お土産として売っている。私達が訪れた1ヶ月くらい前には激安でジンバブエ札が手に入ったらしいのに、私達が買ったときは結構高かった。この先どんどん土産的価値が上がったらもっと高くなるかも。
土産屋よりも町中で話しかけてきた人の方が断然安く、Tシャツやタバコと交換したりもしました。
結局土産屋で新札ジンバブエ札全種類セットを3つで100R(約1000円)、町中で100枚で5000Kw(約900円)で購入。
世界一桁の大きなお札を持っているのも結構貴重でしょ。