大昔のエロスを知る
国/インド【48ヶ国目】
滞在地/カジュラーホー【138ヶ所目】 サトナ【139ヶ所目】
■カジュラーホーのアクセスは面倒くさい
タージマハルの次は、世界遺産のお寺があるカジュラーホーへ行くことにしました。
アーグラーから行く方法としては、直行バスか列車とバスを乗り継ぐ方法かどちらか。
といってもツーリストバスではなくオンボロのローカルバス、しかも朝5時に出発で12時間も乗らないといけないので、列車3時間+バス4時間半の方法で行くことにしました。
面倒くさかったのは列車からバスへ乗り換えたJansi駅。人がこれまで以上にしつこくついてきて「もう1時半のバスは行ってしまったから今日はバスはない!タクシーをチャーターするしかないぞ」と言う。それは嘘だと知っていたので、ハイハイって感じで相手にしないでリクシャーに乗って「バススタンドまで」と言ったら、なぜか2人乗り込んできました。
あんたは何?
「何であんた達が乗ってるのよ、降りてよ」と言っても「チッチッチッ、バスはない〜バスはない〜タクシーに乗るしかない」と勝手に話を始めるオヤジ2人。中国人カップルを乗せて同じように運転手の横に2人乗っているリクシャーに追いつくとスピードを緩め、お互い相談し始めました。
アホだ…こんなの怪しいのがバレバレじゃぁないの。
面倒くさいことになるのは間違いなしとマサが判断したので、話している間にリクシャーから降りて、追いかけてくるインド人を振り切って逃げました。
面倒なので戦闘放棄。ドラクエで言えば、戦闘シーンで『逃げる』を選択した感じです。そういえば逃げるのがうまくなったなぁ。
しかし「そいつら嘘つきだから降りたほうがいいよ!!」と中国人カップルに言ったけれど、結局バススタンドには来ませんでした。
なんとか私達はカジュラーホー行きのバスに乗れたのですが、これがまたオンボロで埃でバスの中が充満するし停車してばっかだし、なかなか進まない。思い出すアフリカの道。思い出すアフリカのバス。ここはアフリカ!?
最終的に夜8時前に無事にカジュラーホに着いて、久々の疲れる移動でヘトヘトでした。
あー、快適インドのテーマから反してる!!とブーたれていたら
えっ!?カジュラーホーには鉄道駅があるの?
うそ〜ないでしょ・・・えっ出来たの!?
えー!!デリー、アーグラーから夜行列車で朝に到着できるの!?
し、知らなかった…。寝ながら来たかったー!!
なんと列車が開通したので、これまで煩わしかったカジュラーホー遺跡まで簡単に来られるようになったそうです。
しかも近々バラナシ方面への直通列車も走るそう。更にアクセスがラクチンになります。
そうか、だからJansiで仕事が激減したインド人があんなにしつこかったのか。納得…。必死だったんだね。ウザかったよ。
次の日、昨日出会ったカップルに再会できたので話を聞いたら、あの後20Kmくらい離れたバスターミナルなど3ヵ所もたらいまわしにされ、どうにか逃げ切ってきたのだとか。また私達の次の列車で来た韓国人の男の子は駅でたくさんの人に囲まれた上、しかも駅のインフォメーションの人にも騙され大変だったとか。
3人とも列車で来られることを知ってとても悔しそうでした。
そしてゲラゲラ笑いながらそれをネタにして一緒にご飯を食べました。
《アユミ》
■是非修学旅行でカジュラーホーへ!
カジュラーホーのお寺はとにかく素晴らしい。
一見細かい彫刻が多い立派なお寺なのですが、よく見ると超エロ!!
こんなお寺は世界のどこを探しても、多分このカジュラーホーだけでしょう。よく見てみるとニヤリと笑っている人、恥ずかしそうな人など表情が凝っているし、Tバックをはいている人、手足がどんな風に絡まっているかよく分からない人たちなどなど…。
とにかく笑えます。いや、笑っちゃいけないね、実に興味深い!
これまでいろいろな遺跡や建築を見てきたけれど、記憶に残るのは「建物の彫刻が素晴らしかった」「キレイだった」「繊細だった」という全体的なものなので、カジュラーホーのように一つひとつに強烈な記憶が残っている彫刻は数少ない。
むしろ人の記憶に残るような彫刻を狙って、よりエロティックに作ったのではないかと思ったほどでした。
きっと職人たちもこの彫刻を作るのは面白くてしょうがなかったはず。
「オレなんてこんなスゲーの彫っちゃったぜ!」
「だったらこんなん知ってっか!こんなの作れないだろう!」
って感じでしょうか。
職人達にモチベーションがあったからこのお寺の完成度が高いのかも、
と勝手に想像したら余計面白く感じました。
高校の修学旅行なんかで行ったら大盛り上がりする世界遺産じゃないでしょうか!?
遺跡に興味のない学生もきっと思い出深い修学旅行になるでしょう。なんちゃって。
《アユミ》
■カジュラーホー
■サトナ
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★★★★☆
おならがカレー臭い |
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★★☆☆☆
お腹を壊していない!むしろ食べ過ぎてます |
【治安】アーグラーよりもしつこい度指数が高い。村だし観光客が目立つけれど、なんだか女性一人で人がまりいない東側のお寺に行くのはよくない。
【物価】レストランもホテルも高め。
【交通】2009年10月現在、アーグラー・デリー方面から週3日列車が運行している。近々バラナシ方面への列車が通るらしい。
村は徒歩で十分。東と南のお寺に行くときはレンタサイクルを。
【食】
世界遺産のお寺付近の道路にレストランが多い。ローカル系はあまり見つからず。でも眺めが良かったり外人好みのレストランも多いので食には困らない。
【オススメレストラン】
中国人カップルとオススメされたお寺の入り口近くにあるraja cafeは、村では1人勝ちしているようなレストランだった。
昼間もお客が結構入っていて、夜は満席。
まず料理の出てくる時間が早い、美味しい、しかも外人向けなのに大して高くない!
60RsのThaliはボリュームもあってすごい美味しかった!またお店でオススメなのはフライドチキンらしい。温野菜を付け合せたら結構ボリュームがあって味も美味しかった。
レイクビューレストランは値段が倍近くする上に時間はかかるしrajaカフェに比べて物足りない感があり、結局rajaカフェに4回通った。