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〜30
2009

見所よりもシリアの人の良さに感動

国/シリア【44ヶ国目】 滞在地/ダマスカス【127ヶ所目】

■シリア人について

アレッポの後にパルミラ遺跡に行くか迷いましたが、夏になると気温が45度以上になるというのでパス。他にも天空の城ラピュタのシータが、閉じ込められた城に似ている遺跡があるけれどそれも暑そうなのでパス。
アンコールとマチュピチュだけは別格ですが、遺跡にそこまで興味があるわけでもないや、と自分に正直になってさっさとダマスカスに南下しました。
ダマスカスには特に見所はなく、ぶらぶら歩き回るだけだったのですが、それでもふとした所でシリア人としゃべったり写真を撮ったり、なかなか居心地の良い町でした。
これまでパッカーの定説で世界三大ウザイ国はインド、エジプト、モロッコと聞いていて、そのうち2カ国がイスラム国だったので、イスラム国って人がしつこくて嘘つきでウザイと思っていました。しかし、シリアは本当に親切。現地人が親切で楽しかったのはマラウイ以来でしょうか。そういう国はただ歩いているだけで楽しい!

話は変わりますが、イスラム世界の女性は自由におしゃれができなくて可哀想と思っていました。しかし、意外と原色の服やキラキラした服がたくさん売っています。あの黒装束の下は結構派手みたいです。お家じゃギラギラなのかもしれない!
しかも一番ビックリしたのは派手な下着。エロサンタみたいなコスプレ下着がスークにたーくさん売っていて、実際黒装束の女性がそういう下着を買っているところも見ました。(普通の下着もレースが結構派手!)
あの黒装束の中の秘密を知ったような気分でした。へへへ
といっても、ダマスカスはアレッポに比べて黒装束の女性が少ない。若い女性は頭にスカーフは巻いているけれど案外普通の格好だし、水タバコを吸っている女性も見かけました。おばちゃんたちは大体黒装束や地味な格好なのですが、「全く最近の若い人ってばあんな服で外を出歩くなんて信じられないわ!タバコ吸っているなんて不良よ!」とか思っているのかも。世の中はどこも欧米化してますね。
いればいるほど中東→厳粛なイスラム国家→民族意識が高い=テロという偏ったイメージがなくなりました。
とはいえ複雑な民族関係と宗教でいろいろ問題があるのも事実。ただ、あの笑顔を見ていたら必ずしも現地の人たちとお国の情勢は一緒ではないのだ、と感じました。

《アユミ》

■電脳パッカーは電化製品が壊れるとテンション下がるの巻

ホテルでHPを作ろうかなとパソコンの充電器をコンセントへ挿した瞬間、ボンッと言う音とともに充電器が壊れました。パソコンは無事でしたが充電器はウンともスンとも。
最悪だ!またかよと思いました。どこにもぶつけられない怒りが頭の中でぐるぐるイライラ。
実はこの充電器はて旅に出てから3代目。なぜか我家は充電器運がないらしく旅に出てからやたら充電器が壊れます。
一代目はパナマで壊れコロンビアの秋葉原を歩きまわって探し、二代目はバルセロナでそのときは携帯とカメラの充電器も壊れました。
電化製品が壊れると電脳パッカーとしては急所をやられたような気分です。しかもここはシリア。「歩き方」にも書いてありましたがここは電化製品の質が良くないとのこと。
あーなんでこんなところで!
しょうがないので次の日朝から充電器探しになりました。
ところが次の日ホテル付近を散策していると、PCショップが多いことに気がつきました。これならあるかも!と何件かお店を回ると、ナント探し始めてから1時間もしないうちに充電器をゲットできました。
いやいやシリアだからと馬鹿にして申し訳ない、世界はどんどん進歩しているんだなぁと感心しました。
そしてHPを作るぞ!と意気込んで再び充電器をコンセントに挿すと、充電中のマークにならない。「んんっまさか!あれれ!充電できない!んだよー!またかよー!」とぐったりしました。
やはりシリアだと思いました。
店で試したときはちゃんとできたので、泊まってるホテルの電気関係がおかしいと思いました。
といってもそんなことでホテルに文句言っても多分どうにもならないだろうと思ったので、ショップで何とかしてもらおうと急いで出かけました。
するとお店の方はすぐにチェックをし、「確かに使えない。でも問題ない、すぐに新しいのを用意するよ」と言って今度は純正の充電器を見つけてきて交換してくれました。タチの悪い店だとゴネていくらよこせとか言われる気もしてたのでホッとしました。
お店の人たち
結局1日充電器に振り回された感じで疲れました。
それにしてもシリア人は「これがほしい」と言うと一生懸命探してくれたし、お店になくても他の店とかを紹介してくれたりと、やはり人は良いなぁと思いました。たぶん四代目が壊れた理由も商品のせいじゃないと思うので、対応してくれたお店の人には少し申し訳ない気がしました。しかしシリアは停電も多かったし、家電や設備に関しては信用できない国だと思いました。

《マサヒロ》
ホテル情報
交通情報
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ポイント
masa テンション
★★☆☆☆
この度無事に30歳になりました。
ayumi テンション
★★★☆☆
シリアはもっといろんなところに行けばよかった。
【治安】人はもちろん親切で、アレッポに比べてもっとオープンな感じ。夜でも普通に歩ける。
【物価】私たちが行ったのは7月下旬でバケーション時期だったからか、パッカー宿が集まる地区の安宿はどこの一杯。しかも屋上ドミで1人350SP(700円)もした。個室だと1200SP(2400円)!シリアはやはり滞在費がとても高いです。
【交通】ダマスカスの長距離バスターミナルも旧市街から離れているので市バスなどで行く。市内観光は徒歩で十分
【食】アレッポと同じくらいの金額で食事ができる。10SPで食べられるレモン味のシャーベットがオススメ!欧米人パッカー宿の近くにパン屋もある。食事代は安い。
メモ
【ホテルが高い】
タダでさえホテル代の高いシリア。外国人が集まるアル・ラビ・ホテル周辺の安宿地区は、私たちが訪れた7月下旬はどこもいっぱいで、結局一人350SP(700円)も出して屋上ドミだった。
マジャリ広場周辺には個室でエアコン・冷蔵庫付のホテルが多い。でもドミ部屋のホテルは多分ない。若干高いけれどホテルがたくさんあるので、アル・ラビ・ホテル周辺で全く見つからなければこっちで探した方が良い。
シリアのバックパッカー宿の数は少ない。
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