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2008

チチカカ湖の島を巡る旅

国/ペルー【19カ国目】  滞在地/プーノ【59ヶ所目】
国/ボリビア【20カ国目】滞在地/コパカバーナ【60ヶ所目】太陽の島【61ヶ所目】

■本当は高山鉄道に乗りたかったのに

クスコからチチカカ湖の町プーノまで有名な高山鉄道に乗ろうと楽しみにしていたのに、こともあろうに安く乗れるバックパッカー席(22ドル)の席は既になくなってしまったらしく断念。
1人140ドルのゴージャスセレブ席なんて、たかだか10時間の移動で払えるわけもなく、チケット窓口のオネエサンが「この鉄道はあんたたちパッカーには乗れないのよ」って顔で言っているようで「けっ」って感じでした。
この日のために名曲『世界の車窓から』を用意しておいたのになぁ。
いいさ、定年後はゴージャス世界一周するんだから。

結局NEWチーノス6人で、いつも通り夜行バスでプーノへ移動しました。
クスコ〜プーノ間 20sol(約660円)
やっぱバスは安いねぇ。

《アユミ》

■浮き島で暮らす人々

チチカカ湖は標高3800Mにある汽船が航行する世界最高所の湖だそうで、しかも大きさは琵琶湖の12倍。さすが南米、スケールがでかいです。
この湖の不思議は『浮き島に住んでいる民族がいる』ということ。 以前『世界不思議発見』でチチカカ湖を特集していて、いつかここに来るのが楽しみでした。結構観光化はされていると聞いていましたが、今もトトラという草を敷き詰めた浮き島で昔ながらの生活をしている人々がたくさんいるらしく、さっそくボートに乗ってGO!

島の女性たちはショッキングピンクのジャケットにショッキンググリーンのスカートといった、今まで見たインディヘナファッションの中でも一番派手で、遠くからお花が咲いているような感じでした。でもとってもキュート。やっぱ女性はどこの国も華やかだね。

トトラでどうやって島を造るのかの説明や、この島の生活風景を説明してもらい、自由時間に島を散歩。歩くとフワンフワンする感じでやはり浮き島!沈まないのが不思議だけど、浮き島なので時には流されちゃうらしいです。
住居ももちろんトトラで作られていて、床もフローリングや絨毯ではなくもちろんトトラを敷き詰めたもの。島の人はみんな素足でちくちくしそうな草の上を平気で歩いていました。
ただ、遠くにトタン屋根やソーラー発電の住居が見えたので、この島も少しずつ近代化しているのかな?でもほんと、この島は”世界不思議発見”でした。


続いてウロス島から船で2時間半かけてタキーレ島へ。
この島の人たちはケチュア民族と言われ、黒い布を頭から被っていてボンボンの大きさで既婚者か独身者かわかったり、異性に自分の髪の毛入りの織物をプレゼントしたりと独自の文化がある島。男性の民族衣装がキュートでした。

さて、美味しいトルーチャ(マス)を食べた後階段をしばらく上って島の頂上へ。標高4000Mを越えるのでちょっと登っただけで息が切れましたが、ここから見える段々畑と湖が最高の景色でした。

しかーしこの島で驚いたのはトイレ。
中国の山奥ではもちろんニーハオトイレだったし、東南アジアもバケツで水を流していたし、南米にも穴だけのトイレが何回もあったのに、この辺鄙な小さな島のトイレはきれいな水洗トイレでした。何よりも一番びっくりしました。

《アユミ》

■太陽の島を散策

楽しかったペルーに別れを告げ、遂にボリビアへ。
ボリビア側のチチカカ湖もとても面白いと聞いたので、ラパスに直行せずにコパカバーナというチチカカ湖の町に行きました。
そして太陽の島へ自転車よりもおそ〜いのんびりボートに乗ること約2時間。
インカ帝国初代帝王マンコ・カパックが降り立ったという伝説が残る小さな島に着きました。
長い階段と坂をヒィヒィ言いながら登り、しばらく登ったところで後ろを振り向くと青々としたチチカカ湖の遠くに6000M級の雪山が見える超絶景!これには感動しました。
ロバが水や食べ物などを運んでいたり、リャマを連れたおばちゃんが歩いていたりと、とにかくのんびりな田舎の雰囲気がすぐに気に入りました。

そして6人各々で気に入ったホテルを見つけ、その後散歩したり、マサは島の子供とキャッチボールしたりと休憩タイム。そういえば最近毎日のように動き回っていたのでのんびりくつろぐ日は久しぶりでした。
夕方、遠くに落ちていく夕日も再び感動的でした。びっくりしたのは日が沈んだ後に逆側を見てみると、まん丸のお月様が湖を照らしてこれがまた幻想的な景色!只でさえ標高が高くて月が大きく見えるのに、月の光が島と湖を照らし贅沢な気分にさせてくれました。
地球ってなんてすごいんでしょう。
この島に泊まってよかったな。

しかし翌日、朝日を拝もうと5時に起きたのにあいにくの雹。やっぱ私は相変わらずご来光運がないようで、富士山のご来光3回失敗、南米絶景ご来光2回失敗。そういえば他にも何度か・・・。
その後はからっと晴れたので北の港までハイキングをしました。
坂を上って下ってを何度も繰り返し、標識が無いのでいつどこに着くのかもあまり分からないまま時間が過ぎて歩くこと5時間。360度湖とその向こうの山々という絶景に囲まれ、滅多にない貴重な1日となりました。
でも4000M級のハイキングだったので、終わったときには6人とも顔がこんがり。
やばいぞ、美白美白!

《アユミ》
■プーノ ホテル情報 交通情報
■コパカバーナ&太陽の島 ホテル情報 交通情報
★この町の写真をピックアップ。写真をクリックすると大きくなります。
ポイント
masa テンション
★★★★★
飲む日が続いて気分最高
ayumi テンション
★★★★★
太陽の島は日帰りじゃなくて泊まるべし。
■プーノ
【治安】ポリスは見かけなかったけれど、昼間歩き回る分には平気。でもプーノ自体に見所はないのでホテル周辺歩くくらいしかない。湖畔は危ないらしくホテルの人によく注意するようにと言われた。
【物価】クスコより安くなった。
【市内交通】バスターミナルからホテルまでタクシーで3sol。
【食】トルーチャ(マス)の定食が美味しい。

■コパカバーナ
【治安】湖畔の小さな町で観光化されているので夜のレストラン→ホテルの徒歩も問題なかった。
【物価】ボリビアに入国してペルーよりも安くなった。
【市内交通】町中は徒歩で歩き回れる。
【食】ここもトルーチャ(マス)の定食が美味しい。湖畔にある海の家のようなレストランのトルーチャはペルーよりも大きくて美味しい。ツーリスト通りのレストランはお洒落だけどなんかイマイチだった。

■太陽の島
【治安】問題なし!ただ夜は犬が恐かった。
【物価】島なのに高くない。コパカバーナと同じくらい
【市内交通】島まではボート。ボートのチケットはコパカバーナで往復券を買っておいたほうが断然安い。
【食】ここもトルーチャ(マス)の定食が美味しい。もートルーチャばっか食べてます。外人メニューのレストランが結構ある。
メモ
【プーノのバスターミナルから】
プーノに着くと客寄せに「マンコ・カパックインへ行くのか」とついて来られるけど、マージンが発生して高くなってしまうので要注意。

【チケットはコパカバーナ】
太陽の島へツアーなしで行く場合、往復のチケットをコパカバーナの旅行会社で買ったほうが良い。私達は往復で25brだった。友人はバラで買って行きで15br、帰りは25brになった。

【太陽の島のホテル】
ホテルが多いのは太陽の島の南側。一番上の方に夕日と朝日が両方見られるホテルがある。階段に疲れても頑張って登り一番眺めの良いホテルを見つけるべし!北側よりも南側の方がホテルやレストランが多い。

【太陽の島ハイキング】
私達の日程
1日目/朝8時半の船で島の南の港で降り、ホテルを見つけ滞在。
2日目/朝10時半頃にホテルを出発して3時半に北の港に到着。16時の船でコパカバーナへ戻る。
かなりゆっくりペースのハイキング。途中トイレはない。
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