メインフォト
10/24
〜30
2008

コンドルは飛んで・・・行かないコルカキャニオン

国/ペルー【19カ国目】
滞在地/アレキパ【55ヶ所目】 チバイ【56ヶ所目】

■コンドルは寝込んどるかも

バスアンデスでイメージするものといえば、『コンドルは飛んでいく』。
僕達はコンドルが悠々と飛び、まるでこの曲が聞こえてくるような絶景があると聞いて早速アレキパからコンドルがよく出没するというコルカ渓谷ツアーに参加しました。
1日目のアレキパからチバイまでの道のりは約4時間。天気も良いし、だだっ広い国立公園から5・6000M級の山々が見えたり、入り組んだ岩の隙間を進んだりと景色が最高でした。
動物その途中にも絶景ポイントが何度もあり、アルパカやビクーニャ、リャマなどペルー名物のかわいい動物達の群れに出会い、見つける度に撮影大会をさせてくれるというなかなか親切なツアーでした。アユミは目の前まで近づいたせいでアレキパにつばを飛ばされてました。アルパカは威嚇をすると唾を吐くんだって。笑
寒いぞー途中最高地点となる4800Mの峠で停車。降りてみるととても寒い!日差しが強かったので油断していました。さすが富士山より高い場所です。
そして気がつけば今回は高山病になってない!さすがに標高の高いところでの生活が続いてたので体も慣れてきたのだなぁと、人間の体は順応するのだなぁと感心しました。
一日目はそんな感じでチバイの村まで行き、村散策などをしました。

メインのコルカ渓谷観光は次の日朝5時に起床。名物のコンドルが現れる可能性が高いのが午前中らしくて、僕達が展望ポイントに到着すると既に他のツアーグループも集まっていました。はじめは4グループぐらいでそれでも観光客多いんだなぁと思っていたのに、気がつくと20グループ約200人くらい。コルカ渓谷の絶景もスゴかったのですが、観光客の多さにビックリしました。
コルカそして皆でコンドル待ち。せっかく来たのだから絶対見てやるぞ!っと思っていたのですが時間が進むごとにじわじわ嫌な予感が。
1時間半ほど経ちもしかして今日は見れないかもしれないなんて思ってたとき、隣にいたおっさんが指を指しながら「エステッ!エステッ!」って言い出しその方向を見ると一羽大きめの鳥が飛んでるのが見えました。おおーついに来たか!と周りの人もその方向を見ながらワーワー騒ぎ出し、どんよりしていた周りの空気が一瞬にして変わりました。しかし正体もわからないその鳥は、写真を撮ろうとバタバタしている人間を小バカにするように、すぐにいなくなってしまいました。
結局鳥が来たのはそのときだけで、しかも後で聞くと鷹だったという情報もあってちょっとガッカリでした。およそ200人の観光客はコンドルを見れずに引き上げていきました。残念。
良いときは50羽くらい見られるらしいのですが、確かにあんな大人数の中に飛んでくるにはコンドル側にも勇気が必要だよなぁ、「ヨッシャ今日の舞台頑張ろうぜ」みたいな。コンドル達も数が集まらないと来れないのではないかと思いました。
ツアー参加者メインのコンドルにはフラれてしまいましたが、大自然や動物を間近かで見れて興奮しました。 これでコンドルまで見れてたら鼻血が出てたかも。
まあ全部が良いことばかりとは行かないなぁと、こういうときがあるからこそ見れたときの感動が大きくなるのかなぁと思うことにしました。
去年はリーグ優勝止まり、今年はCS通過みたいな。
ちなみにコンドルがよく見れるのは7〜9月くらいまでらしいという情報も。まあ運もしくは日ごろの行いかもしれません。

《マサヒロ》

■ドレスのような民族衣装

1泊2日のコルカキャニオンツアーで滞在したチバイという村は、標高3600Mにある小さな村。 村を散歩していると「メェェェー」と羊の群れを誘導している少年に出会ったり、ロバを連れて歩いているおじさんがいたり、アンデスの山々をバックにローカルな雰囲気満載の村です。
そしてなんといっても女性の民族衣装がすごく可愛い!!
何枚も重ね着をしてふわりと長いスカートはまるでドレスのようで、細かい刺繍の入ったトップスと帽子がなんともオシャレ。これまでいろいろな民族衣装を見てきましたが、ここの民族衣装には一目ぼれ。世界の民族衣装の最高点をマークしました。
この間聞いた話だと、アンデスのインディヘナ達が着ているスカート+ポンチョ+帽子の恰好は、実はスペインの植民地になった後からの衣装らしい。だからこのドレスのような衣装はその頃のスペイン女性のドレスが多少なり影響しているのかも。
とにかく可愛いこの民族衣装。京都の1日なりきり舞妓さんのように、この衣装を着て写真を撮ったり町を歩けるような商売があったら絶対儲かるのに。そしたらまず先に私がやるっての!

当初は観光客相手に着ているだけと思ったらそうでもなく、年配の女性はほとんどこのドレスのような民族衣装。この恰好で山から羊と下りてきたおばあちゃんもいました。
こんな恰好じゃさぞかし山登りは大変でしょう。
市場やアルマス広場にも民族衣装を着ているおばちゃん達が集結。でも!カメラをふと向けると「お金ちょうだい」と手を出してくるので、さすがどの世界もおばちゃんパワーは健在だなぁと思いました。

《アユミ》

■おいしいアレキパ

アレキパは標高2300Mにあるペルー第2の都市。火山岩で造られた白い建造物が建ち並ぶ町が世界遺産になっています。町の後ろには5,6000M級の山々がそびえ、これまで見たコロニアルの町並みとはまた違った雰囲気があってとても素敵な町です。

またアレキパは食べ物が美味しいと評判。毎日4sol(約130円)の定食を食べている私達だけど、この日はアレキパ名物のクイチャクタード(モルモットのグリル)のために、世界遺産の町を散歩してお腹をすかせ、オシャレなレストランへ行ってみました。
町を歩いていると、ちょっと素敵じゃない〜と思えるレストランを発見。
昔の建物をそのまま利用したアーチ型の高い天井で、壁は白い火山岩。オレンジ色のライトが火山岩の壁に映えてオッシャレーな匂いがぷんぷんしています。こんなBarが日本にあったらちょっと素敵だなぁ。本当にすてきなお店です。
早速名物クイチャクタードを注文。
まだかまだかと思いながら待っていると、やっときました今回のメインディッシュー!!
しかし、そのメインディッシュ・・・超リアルなやつで、顔まで全て丸揚げ、しかも肉があまりないのでナイフで切りにくい。
2人でどうやってうまく食べるのか試行錯誤。
どうやってもうまく食べられず、結局丸かじりになりました。
どうやって食べるのさ!!とオッシャレーなお店で丸かじり・・・。むしゃむしゃ。
まぁ、雰囲気だけ存分に味わいました。クイ・チャクタードのお味は普通。200円で食べられる鳥の丸焼きの方がやっぱ好きだなぁ。

《アユミ》
ホテル情報交通情報
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ポイント
masa テンション
★★☆☆☆
ダニ復活。痒い。辛い。
ayumi テンション
★★★☆☆
アルパカ飼いたい
■アレキパ
【治安】ちょっと前まで首絞め強盗多発地帯だったらしいけれど、観光スポットにはポリスがたくさんいます。昼間は普通に歩けるけど、市場の周りは雰囲気がちょっと悪かったので要注意。
【物価】タクシー、ローカル飯などリマよりは若干安い
【市内交通】観光スポットは歩いてまわれる。バスターミナルからアルマス広場までタクシーで5sol。
【食】アルマス広場周辺からサン・フランシスコ教会の間に外人向けオッシャレーレストランが多い。アレキパ名物のクイチャクタードや川海老の料理などはそういうレストランにあり、ちょっと高い。ローカル飯は市場周辺の通りで3.5solで食べられる。

■チバイ
【治安】安全。のんびりしている雰囲気です。
【物価】宿は安そうだけど、物資が少ないので食は高い。しかも外人向け価格のレストランばっか。
【市内交通】もちろん村は小さいので2〜3時間で村を歩ける。アレキパからローカルバスで3時間くらい。
【食】ツアーで連れて行かれるレストランはビュッフェ形式で20sol(約600円)した。外人向けで美味しいけど高いので、1度だけ行ってその後はローカル飯へ。ローカルレストラン自体が少ない。
メモ
【コルカキャニオンツアー】
コルカキャニオン1泊2日ツアーの場合、旅行会社によってトレッキングメインだったり観光メインだったりと違うのでよく確認した方がよい。金額も旅行会社によってバラバラなので私達は7、8件回ってアルマス広場の旅行会社でホテル+バス+朝食+ガイドで60solのところに決めた。食事や入場料などは別途なので自由が利いて良かった。日帰りもある。

【おっしゃれーレストラン】
私達が行ったレストランはサン・フランシスコ通りにあるレストラン。周りに何件も素敵なレストランがある。
[Restaurante Zingard]
住所/San Fransisco 309 Arequipa

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