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〜23
2008

ペルーの砂漠地帯を行く

国/ペルー【19カ国目】
滞在地/ワカチナ【54ヶ所目】 ナスカ【55ヶ所目】

■THE チーノス解散。気合入れなおしー

リマ滞在中に何度も行われた『進路検討会議』(要するに夫婦会議)は、ペルーのアマゾン川をボートで数日かけて陸の孤島の町イキトスに行く嫁側の意見と、アマゾンの水でシャワーは浴びたくありませんという旦那側の意見が激しくぶつかり合い、久々に難航しました。
結果、イキトスまで行ってしまうとリマに戻ってくるのに2週間くらいかかってしまうということでアマゾン川下りは断念。チーノス解散。1ヵ月半一緒に旅をしてきた皆とリマでお別れとなりました。
それぞれ期間も予算も行きたい場所も違うからいつかはお別れとわかっていたけれど、皆が出て行くと「行っちゃったねー」と2人で寂しい気分になりました。でも世界は広いようで世間は案外狭いので、旅をしている間にどこかで会うでしょう。
これまでありがとう。またどこかで会おうね。

さて南米に入ってから2人で長距離を移動したことがなかったので、気合を入れてリマを出発。
・・・のはずが、バスの客寄せをしていたおっさんについて行ったバスが最悪で、超オンボロな席は壊れかけているし、すっごい汚くて臭い!!うわーさすがにこれは嫌だー。最近ダニにやられっぱなしのマサは更に痒くなったらしくボリボリボリボリ。
まぁ、4時間半だし我慢しようね、と言っていたら4時間半経ったところでバスが故障して停車。ここはどこ?と聞くとまだ到着地の半分にも達していないらしい。
しばらくその場で待っていましたが、バスはもう動かないとのことで結局別のバスに乗り換えました。
そういえば以前中国で同じようなことがあったとき、中国語が全くわからずもっと困ったことがあったけれど、今回は簡単なスペイン語が多少理解できたし、必殺『指差し会話帳』のおかげで以外とスムーズに動けました。でもこの1ヵ月半の間いつもテキパキ動いてくれるこうじさんにまかせっきりだったので、スペイン語が全然上達していないことに気がつきました。
がーん、こんなんじゃダメだー!と2人で頭も気合入れ直しです。

《アユミ》

■絵に描いたようなオアシス

オワシスコドモナスカに行く前にワカチナというオアシスに寄りました。
こんな絵に描いたようなオアシスがあるとはビックリ。場所はイカという町から車で15分くらいなので町から結構近いのですが、砂の山に囲まれているのでオアシスに入ってしまうと、町の騒音がシャットアウトされてだだっ広い砂漠の中にポツンとあるオアシスにいる気分になりました。
町は完全に観光地になっていて住んでいる人より観光客の方が多いというか、民家がなくてホテルだらけでした。遊んでいる子供はイカから遊びに来てるのかな?
ここでの観光イベントは砂漠の中をバギーで走るとか、砂山の上からサンドボードで滑り降りるといったことしかなく、1日あればヒマになってしまいそうなのですが、ホテルにプールやレストラン、BARまであって、観光客がのんびりくつろげる環境になってました。
僕達はとりあえず砂山に登ってみたくなり、適当な場所から山に入っていったのですが、これがとても大変で急な坂+足が砂に埋まってなかなか登れない!更に熱い!30分くらい頑張って登ったのですがあまり進まないので山頂は諦めました。
遠くでサンドボードしてる人達がいてせめてダンボールでも持って登ればよかったなと熱い砂山を降りながら後悔しました。
喧騒から離れてのんびりしているので、旅の休憩地点としては最高でした。相変わらずの僕達はあと2・3日くらいのんびりしてもいいかな、と思いました。

《マサヒロ》

■ナスカの地上絵

マチュピチュと並んで有名なナスカの地上絵。
でも実はバックパッカーからは「結構しょぼいぞ」という辛口の感想が多い。でも地上絵を見るだけではなく、セスナ機に乗ってみたかった私はこの日が楽しみでしょうがありませんでした。
遊覧飛行は機長が「次は左を見てー」「次は右ー」と説明しながら、狭い機内で地上絵を探すのに大忙し。セスナ機が地上絵の周りを旋回すると機体が斜めになり、地上が変な角度で見えるからスリル満点!!揺れもあるので酔いやすい人には地獄の35分だろうけど、酔わなかった私達には最高に楽しい35分間でした。
地上絵は意外と見つけるのが大変だったけれど、テレビで何度も見た地上絵が眼下に見えると「今までずっとガチャピンに見えると思っていた宇宙人の絵はこれかー!!」とうれしくなりました。
世界遺産は見た目の豪華さではなく歴史的な価値が重要なわけで、このミステリアスで超有名な世界遺産を生で見ることが出来て本当に良かったです。

その後夕日がとてもきれいと聞いたので、バスに乗ってミラドールへ。そこはナスカの町から15キロ離れた場所で、ハイウェイにぽつんとある地上絵の展望台。
沈む夕日の光が、向かいの山にあたってなんとも幻想的な風景で、夕日が最後ひゅっと消える瞬間まではっきりと見えて感動しました。
・・・しかーし、素材集のような景色にうっとりしていたら土産屋のおっさんとミラドールの管理人たち4人が今日の仕事を終え、来たバスに乗ってさっさと帰ってしまいました。
もう一組のカップルとおにいさんとミラドール前でぽつん。
大分暗くなって寒くなってきたのにバスはなかなか来ず、最後は地上絵の前で『雨乞い』、いえ『バス乞い』となりました。

《アユミ》
ホテル情報交通情報
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ポイント
masa テンション
★★★★☆
円高と巨人が気になる
ayumi テンション
★★★★★
空を飛ぶのは楽しい
■ワカチナ
【治安】小さなオアシスは観光地なので安心。
【物価】欧米人向けのホテルが多く、田舎なのに高い。高い!!
【市内交通】イカからタクシーで15分くらい。5sol
【食】外人価格のレストランだらけ。田舎なら4sol(120円)でセットメニューが食べられるところが8solでサンドウィッチ程度。

■ナスカ
【治安】小さな町だし、観光客スポットは夜も明るく人通りが多いので安心だった。日本語で話しかけてくる人が多い。ちなみに客寄せがしつこくてバスターミナルからずっとついてくる。
【物価】メイン通りは高いけど、ローカルはやっぱリマより安い田舎価格。
【市内交通】バス会社が多い場所からホテルスポットまで徒歩圏なのでラク。
【食】メイン通りにはオシャレなレストランが多い。wifiカフェもある。ローカル食はアルマス広場周辺やメイン通りから離れた場所にある。
メモ
【ナスカの遊覧飛行】
私達はナスカにある旅行会社を回って、往復の送迎付き55ドルで申し込んだ。何人か会った人に金額を聞いたら大抵55〜65ドル程度で妥当な金額だったと思う(08年10月)
直接空港で申し込んでいる人を見ていたら60ドルと言われていた(値切って55ドルくらいかな)。タクシー代を考えると旅行会社に申し込んだ方がトクかもしれない。

【ナスカのプラネタリウム】
南半球の星が見れる!と思って行ったら、プラネタリウムというよりナスカの地上絵と星の因果関係の説明だった。ナスカの豆知識として行くのはいいかもしれない。ちなみに後で望遠鏡で土星を見せてくれた。

【ミラドールで夕日鑑賞】
遊覧飛行の後だとミラドール自体にはあまり感動はないけれど、夕日がキレイなので夕方行ったほうがオススメ。イカ行きのバスかコレクティーボに適当に乗ってミラドール前で降りる。帰りもナスカ行きのバスなどを捕まえて帰る。夕方は寒いので上着が絶対必要!!片道2sol
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