バックパッカーであることを忘れたバブリー週間
国/ペルー【19カ国目】 滞在地/リマ【53ヶ所目】
■快適2階建てバスの最前列シート
トルヒーヨからリマまで豪華な2階建てバスに乗りました。
南米のバス事情はかなり良いと評判なので早速ちょっといいバスに乗ったわけですが、本当にその通り。スッチーのような乗務員がいて軽食+ドリンク付き(夜と朝と2回!)、しかもゆったりシートに枕と毛布つきで寝心地良し。荷物の管理も万全だしこりゃとてもラク。最近ショッピングモールやらで買い物ばっかりしているし、本当にバックパッカーであることを忘れそうでした。
しかも今回は2階の最前列だからなんだかアトラクションのような気分。
この席は予約が埋まりやすい席なので4人で最前列を予約できてラッキーでした。それもそのはずで目の前がガラス張りなので景色が丸見え!人気の席なので早く予約しなくては取れないらしい。まぁ、夜行だったからほとんど見えないんだけど、朝方にリマに近づくと徐々に都会になっていく景色を見ながら「あーついにリマだー」とウキウキしました。
朝7時頃にリマに到着。久々の夜行は今までで一番のバス移動でした。
この2階建てバスの最前列シート、ちょっとお金をだせばこんなに快適に移動できちゃうのでとってもクセになりそうです。あー危ない。バックパッカーであることを忘れそうだ。
《アユミ》
■結構動きまわったリマ生活
リマをぶらぶらして思ったのは、警官がとにかく多いということ。
観光客が多いポイントには警官がある程度の間隔で待機しています。だから思っている以上にリマは観光しやすいし、道行く人たちももっと怪しい人だらけかと思ったら「コンニチワー」と挨拶してきたり、バス乗り場で戸惑っていると一緒にバスを探してくれるしで親切な人が多くて嬉しいことばかり。
でも油断は禁物で、ホテルを出た瞬間に首絞め強盗に遭った人もいるし、偽タクシーに法外な金額を要求されたりした人もいるし、その他トラブル話etc・・・。ちょっと小道をあるけば人気がなくなり一気に雰囲気が悪くなるので、そんなところは引ったくりが多いらしいです。
これを聞くとやっぱ南米の都会って恐いわーと思うけれど、昼間町歩きしているときはカードやパスポートは持たず、お金も3000円程度しかもっていないのでカメラさえ注意していれば案外平気。
そんなわけで早速コレクティーボに乗って行ったのは新市町。
海ではサーフィンができるし、リマの海岸沿いは絶壁で最高に眺めがよく、そこからパラグライダーができるらしい(やりたかった)。絶壁には公園やショッピングモールがあって旧市町に比べるとオシャレで、富裕層が住んでいそうな立派なマンションがずらり。大通りにはお馴染みのファストフード店やカフェなどが建ち並び、若者や家族で賑わっていました。
世界遺産の旧市町は立派な教会だらけ。外観はステキだけど地下に骸骨がたーくさん埋蔵してある不気味な教会や16世紀に建てられた教会など、最近教会は見飽きちゃったよーという私もガイドに説明してもらいながら回ったので楽しめました。
そしてリマといえば中華町。立派な門の周辺には『CHIFA』と書かれたお店がずらりと並び、肉まんやしゅうまいなどの食べ歩きもできる超有名どころ。200円くらいでワンタンスープとチャーハン&おかずが食べられるし、なぜかソーキソバや和菓子が売っているお店もあるしで何度も足を運びました。レストランの中国人のニイチャンに「中国に2ヶ月間旅したよ。」と言うととても喜んでくれて、1瞬だけ日中関係に貢献しました。味はやっぱり本場の中華料理には勝てないけれど、やっぱ中華料理は日本人にとっても偉大です。
旧市町を4時間近くかけて歩いたり、ちょっと旧市町から1時間バスに乗ってショッピングモールに行ったり、博物館に行ったりとなかなか内容の濃いリマ生活。
まだまだ見所はあるのでそれは定年後の世界一周のときにとっておこう・・・か、な。
なーんちってー。
《アユミ》
■タビゴコローズ 旅の装備レベルアップ
リマ滞在の目的の1つは郵送物の受け取り。移動しながらスムーズに受け取るにはタイミングが重要!というわけで一ヶ月くらい前からカメラなどはネットショッピングで購入し、リマに到着する数日前にリマの中央郵便局留めで発送してもらって、今か今かと届くのをドキドキ、ワクワクして待っていました。
前にメキシコで荷物を送ってもらったときなぜか日本に戻されてしまったという出来事と、今回の荷物にカメラが入っているということもありとても心配でした。
「こちらの郵便屋さんはのんびりしているから日本からスムーズに発送されても荷物がなかなか動かないよ」といわれていたので、毎日ネットで追跡と郵便局へ押しかけての確認をしなければなりませんでした。更に5・6日経っているのにネット追跡記録も郵便局も何の動きも無い。とても不安。
そして日本出発から7日目の夕方、今日もダメかなと思いながら郵便局へフラッと立ち寄ると従業員のおばちゃんがいつもと違う動きを。ヤッター!来てる!
するとおばちゃんが一枚の書類を持ってこちらへきて「着いてる事は着いているのだけれどもここじゃないわ」みたいなことを言って、書類に書いてある場所に行って荷物を受け取って下さい、とのこと。最後に「今日はもう閉まってるから明日ね」と。ガーン
帰ってからスペイン語で書かれた意味不明の書類をよーく読んでみると、税金みたいな単語があることを発見しました。何だこれはやな予感がする。何だろう?カメラもUSEDのように梱包してもらってバッチリ対策をたてて送ってもらったのに何だろう?もしかして持ち込んじゃいけないものが中に?そんなものは絶対ないはず!カメラに関税がかかったらどうしよう。そんな不安を抱きながら、次の日朝一で目的の場所へ行きました。
タクシーで着いた場所は空港近くの、旅行者はこんなとこわざわざ寄らないはずといったとこ。そこでアタフタしながら渡された書類を書き待っていると、奥から日本語で書かれた「土佐文旦」と書かれた段ボール箱が!
「アレだー」
と2人で声を上げて大喜び。しかも箱には空けた様子がなく、中身はとりあえず無事の様子。でもさすがにこんなところまで呼び出しているのだから何らかの理由があるはずで、やはり箱を目の前で開いて荷物検査が始まりました。
僕達は無事着いていたことでホッとしてたので「これは何だ」とか色々言われてたけど、「うんうん」と適当にうなずいて後は取り出されたものを日本語で「ふりかけー」と「もちー」と説明。伝わったかどうかは不明だけれど結局入っていた物がほとんど食料で、やましいものがなかったので係りの人もあきれた顔で笑っていました。チェック無事終了。
なぜこういう経緯になったのかはわからないままだけど、税金も一切かからずホッとしました。
箱の中身は、ずっと悩んでいたニューカメラと現在のカメラ用広角レンズ・圧縮袋多数・食料(醤油・ソース・味噌・ふりかけ・餅・etc)等、計7kgほど。その日にホテルのみんなともちを食べて、次の日はカレー、そしてとんかつはブルドックソースで食べておなか満腹。
これでタビゴコローズもパワーアップ!装備も充実!写真のレベルもアップ!これからの旅が一層楽しくなる気がしました。
ただ単純に5kgくらい増えた荷物をこれからどう運ぶかには不安が残ります。
※両家のおとうさん、おかあさん、いつもありがとうございます。
《マサヒロ》
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★☆☆☆☆
再びダニに侵される |
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★★★★★
カメラゲット!猫と犬写真ばかり撮っていた |
【治安】警官が多いので思ったよりも動き回りやすかった。でもちょっと人気のない通りは通らない方が良いと言われた。現地の人に中華町へ行くときはカメラを気をつけろと忠告された。
【物価】ホテルは安いうえに快適。しかしさすが首都なだけあってタクシーや食費は高い。今まで町の中心部で平均4ソル(1.3ドル)で食べていたセットメニューがリマでは6ソル〜7ソルになった。
【市内交通】リマはとっても広い。市内はバスやコレクティーボで移動。AV.Tacna沿いに市内の各方面に向かうバスがある。ちなみに渋滞も多いので旧市町〜新市町は30分くらい、Jocky Plazaまで1時間くらいかかった。
【食】
旧市町に大きな中華町がある。なぜかそこでソーキソバや饅頭、おいなりさんが食べられる。おいしい!!
地方に比べて若干高くなるけれど、海が近いのでセビッチェなどの海鮮料理も多い。
【リマのショッピングモール】
海沿いにあるラルコ・マルよりも品物が揃っていてもっとオモシロイショッピングモールは、国立博物館よりも東にあるJocky Plaza。アウトドアグッズも数件あって映画館もある。一日中楽しめる。旧市町のAV.TacnaからJocky Plaza前を通るバスがある。
【中華町でソーキソバ】
周りが中華レストランなのになぜかソーキソバを出しているレストランがある。なぜか『そば』はうどんの大盛りサイズ。なぜ?ガラスケースの和菓子は美味しい。金土日にはお稲荷さんを出している。美味しいのですぐに売れ切れになってしまう。
場所は市場の方から中華町方面へ歩いていき、中華町の門の手前に写真のようなガラスケースのある店。
【中華&日本食材ゲット】
新市町に日系のストアがあるけれど、手っ取り早く食材をゲットするなら中華町にある『HONKONG Marcket』。日本調味料はべらぼうに高い。