■共同生活スタート。

キトで体調が悪化して、のんびり長々と滞在してしまいましたがようやく脱出。5日で出発する予定が2週間もいたので腰が重いし体が動かない！そんな定住モードを振り切って、いざバーニョスへ！
と言っても移動はたったの3時間。旅再開のリハビリのつもりで出発しました。久しぶりの移動で正直3時間でもちょっとお尻が痛いから情けない。
しかし、バーニョスで待っていたのが「ホテルプリンセサマリア」。ここがダメでした。
なぜかって居心地がすこぶる良い。
きれいなキッチンがあるし、部屋の中にはバス＆トイレ＆ＴＶそしてWIFI。「旅リハビリだから2泊ね！」って言って来たのに結局5泊。まだまだ体からは定住モードが抜けなかったみたい。
ここで始まったのがキトから一緒に脱出してきた2カップルとの6人（こうじさん＆まみちゃん、げんくん＆みくちゃん）との共同生活。キトにいる頃から一緒に食事をしたり観光をしたりだったけれど、毎日同じ釜の飯を食べるようになりました。
夕飯は、から揚げ・コロッケ・カレーライスと日本食がずらり。アユミなんて料理に編み物と旅と関係ないところで忙しいと言ってイキイキしてるし。皆でワイワイやりながら作るのが楽しいらしい。料理は大人数の方が美味しいしね。
僕もいつの間にかキトの闘病生活で痩せた分を取り返して元気いっぱい。これからまた頑張るぞーっという気持ちになりました。

■バーニョスでバンジージャンプ

バーニョスは山間の小さな温泉町。といっても水着を着て入る温水プールのような場所なので私達としては盛り上がらず、最近体がなまっているのでアウトドアなことにチャレンジしてみました。

まずサイクリング。
バーニョスから山間の道を進むと、断崖から流れる滝があちらこちらから見れたり、アンデスの大自然を思う存分堪能できるという、超爽やかロードは約18キロ。山間といってもほとんど下りなので気分爽快。そんなわけでいつもの6人でワイワイとサイクリングをしてみました。
写真を撮りながらワイワイと進むと橋でバンジージャンプが！橋の下にはもちろん激しく流れる川。

やるか･･･やめるか･･･

と悩むどころか、人生で一度はやってみようかな、と我が家の代表としてやってみました。
係りのおっさんはスイミングスタイルで飛べという。
おいおい、マジですか！？と橋の手すりに立ってみる。20M以上あるかなぁ。
あぁやっぱ止めればよかった。と今更ちょっと後悔･･･。
しかしおっさんが「1，2，3」と数えるとためらうことなく「えいっ」と速攻でスイミングスタイルで空へダイブしたのでした。

激流へためらうことなく飛んだ私ってすごいじゃぁないですかー。飛んだ一瞬は訳が分からなかったけど、次の瞬間は橋の下で大きなブランコ状態。実はそれがかなり楽しかったかな。
なるほど。バンジージャンプってのは飛ぶ前の一瞬と見ている方が恐いかも。でも足で結ぶタイプのバンジージャンプはさすがに恐いかもなぁ･･･。いつかまた。

その後1本のワイヤーに吊るされた鉄製の籠に乗り、勢いよく向かい側の絶壁まで行くという乗り物に乗りました。手すりは腰上くらいの高さなので本当に危ない。こんなの絶対日本じゃありえない！！
でも大きな滝の真上を通ったり、どこまで続く山を空中から見れたりとなんだかアトラクション状態で6人で面白くて大興奮でした。
うーん、毎回思うけど海外って本当に大胆です。

その後も眺めの良い場所で立ち止まったりしながらのんびり進行し、復路はトラックに自転車を乗せてラクラクの帰還。久々のサイクリングはまるで自転車で回る大自然のアトラクションかの様でした。

サイクリングの他に、朝日がきれいな場所があると宿のおっちゃんが言うので、我が家の代表で朝5時前から1時間ほど登山をして山の上でご来光待ちをしました。
もちろん夜明け前なので外は暗闇･･･。人気のない町をちょっとビクビクしながら抜け、真っ暗な山道を登りました。只でさえ低血圧で寝起きのフラフラ状態なのにしかも運動不足。登りながら頭がクラクラ。
結局少し雲がかかってたのでご来光は見えず。でもひんやりとした空気の中で徐々に町に日が差し込んでいく様子はきれいでした。
過去に3回富士山に登ったのに一度もご来光を見れたことが無い私は、アンデスの山でもご来光が見れませんでした。晴れ女のはずなんだけどなぁー

そんなわけで久々のアウトドアーな体験をしたバーニョス。
町はのんびりとしていて治安は良さそうだし、毎日充実していて思い出の町になりました。

	★★★★★ やっぱ日本食が一番
	★★★★★ 次はスカイダイビングかな

【治安】キトに比べてゆる〜い田舎の雰囲気が漂う。雰囲気良し。
【物価】スーパーはキトよりも若干高かった。ホテルは1人5ドルでTV、バス･トイレ、WIFI付き！
【市内交通】バーニョス内は徒歩で十分。サイクリングやバスで遠出するのも良し。
【食】 少し高いように感じるのは観光地だからかな。サイクリングの途中で食べたレストランで食べた焼き魚が美味しかった。

【サイクリングコース】
BanosからRio verdeまで約18KM。朝9時半出発で途中何度も眺めの良い場所で立ち止まりながらおよそ4時間で到着しました。途中見所やアトラクション（バンジーとか）を通りながら進むのでおもしろい。山の大自然も圧巻！道はほとんど緩い下り道で、登り道の帰りはトラック（1.5＄）で帰れるのですごいラク。バーニョスサイクリングオススメ！アウトドア好きな欧米人が多い。

【ご来光・夕日コース】
Banosから見える滝の上に見える山の上の十字架まで約1時間登る。山のふもとにある学校の近くから山道がある。更にその上の山道を登った方がきれいな朝日が見えそう。でも行ってみて思ったけれど町の後ろの山から夕日が沈む風景の方が絶対キレイ。サンセットの方がオススメかも。宿のおっさんが治安は平気だよーと言っていたがはたして･･･