■クライマックスはチェの慰霊碑

キューバ約2週間の旅で最後に訪れたのはサンタクララ。
ここにはボリビアで殺されたチェの遺体が埋葬されていて、とーっても立派な慰霊碑が建てられています。思っている以上に大きくて立派な慰霊碑にビックリ。
「あなたの映画を観てここまで来ました！」という気持ちで来ました。
チェの博物館も併設されていて、改めてチェが一大キューバブランドということを実感。

でも正直なところ、知れば知るほどどうして彼が全世界から『スーパー英雄』として人気があるのか分からなくなってきました。やっていることはホーチミンや毛沢東とあまり変わらないような･･･。やはりイケメンで真っ直ぐな人格の持ち主だったというところが一番の理由かな？うん、確かに。だって私もイケメンだからチェのポストカードを買っちゃったもんね。

とはいえ、町を歩けば相変わらず物資が少なく、キューバ人は外人とあまり接触してはならないだとか、いろいろな面で制限されていて自由がない！
表向きは平和な雰囲気漂う平等な社会主義の国だけれど、しばらくキューバに滞在しているといろいろ見えてきたこの2週間。

この実情ってやっぱどうなんだろうと思いながら、キューバ旅行のテーマだった『革命軍のゆかりの場所を回る』はここにて完結しました。

■世界遺産の町トリニダー

世界遺産だしということで、サンタクララに行く前に1泊だけトリニダーへ立ち寄りました。
小さな町でキューバの田舎という感じ。
パンを買ったおじさんが葉巻加えてロバにまたがって家に帰ったり、物資の支給か何かで暑いのに外でずっと並んでいる人がいたり、馬車で荷物を運んでいる人がいたり、とにかくこれまでのキューバの町よりも空気がのんびりしていました。
ベランダから見える町の景色がきれいだということで、ロマンティコ博物館に行ったくらいだけど、このゆるーい雰囲気は結構好き。

そういえばキューバ旅行は今までよりも超ハイスピード！
ハバナ→サンチアゴ･デ･クーバ→トリニダー→サンタクララ→ハバナと13日間でのべ5つの町を巡るかけあしの旅でした。
それが出来た理由は『荷物の軽さ！』。カンクンで荷物をいつもの1/3以下に減らし、残りを預けてきたのでフットワークが軽い軽い！！1泊ずつの移動もなんのその。
逆に荷物が重くなるに比例してフットワークも悪くなるということか。
荷物の量を改めて考えさせられる2週間でした。あーメキシコに戻ったらまた荷物が重いっ！

	★☆☆☆☆ 何かに中ってお腹壊して熱出したー
	★★★☆☆ 毎日人民ピザで飽きました。

■トリニダー
【治安】のーんびりした田舎。見所は歩いて回れるので問題なし
【物価】宿は地方に比べて安い上クオリティが高い！外人向けのレストランは特にハバナと変わらず。
【市内交通】小さな町なので徒歩オンリー
【食】相変わらずチーズだけのピザばかり。もー飽きた

■サンタクララ
【治安】子供たちが夜8時半過ぎても外で遊んでいるので問題なし
【物価】15cucで朝食つきの安い宿が多い。
【市内交通】この町は今も馬車が走っている。あとはチャリタクなど。バスターミナルから町の中心部は約2kmなので馬車かタクシーを利用するとラク。でも歩ける距離だった
【食】何も食べていないけど特に変わらない。相変わらず人民ピザ。もー飽きた！！

【サンタクララ・チェの慰霊碑】
チェの慰霊碑はまバスターミナルから約500Mなので徒歩圏。バスターミナルからサンタクララの中心部への方が離れているので、1泊しないで立ち寄ることもできると思う。

【トリニダー・生演奏のバー】
サンティシマ広場の横の坂の上で夜になると生演奏がタダで聴ける！というか小さな町なので夜はこの周辺しか食べるところがない！