本場のメキシコへ一気に2000KM南下。
国/メキシコ【8カ国目】 滞在地/グアダラハラ【32ヶ所目】
■新記録達成36時間バス移動
ティファナから超長距離バスに挑んだ私たち。
バスはティファナから出発してしばらくすると砂漠地帯になりました。そのうちサボテンが現れて想像通りのメキシコという感じになり、2人とも初めての砂漠地帯に感動。
ごつごつした岩山を通過し、20時間を越えてもまだまだ荒地。緑はほとんどありません。
25時間を経過するころにやっと緑の木々が目立つようになり、大きな町を通過するようになりました。
36時間の間バスの中で何をやっていたかって?
銃で殺しあう同じような映画を6本も観ました。で12時間くらい寝たかな?他にスペイン語の練習をしたり、本を読んだりしましたが超ヒマです。
寝台バスではなく普通の観光バスだったので、さすがに着いた時には尾てい骨ががヒリヒリしました。
当初朝一番の便で出発しようと思ったのに、その便が運休になり2時間後のバスで出発。「32時間で着くよ」と言われたのに結局36時間かかり、しかも2時間の時差を考慮していなかったので予定よりも8時間オーバーしてしまい到着したのは夜中の12時。
しかも着いた場所が中央バスターミナルではなく、近くのしょぼーいターミナルだったので辺りは真っ暗!
朝までバスターミナルのベンチにいようかと思いましたが、係員に「もう閉めるよ」と言われ、なるべく避けていた深夜のタクシーを利用することになりました。
「80って言っていたけど、着いたら80ドルって言われたらどうしよ」「人気の無い場所に連れてかれて恐喝されたらどうしよ」とかドキドキしながらの数分間。
ガイドブックに書いてあった金額でホテルまで連れて行ってくれて本当に良かったー。
《アユミ》
■メキシカンロデオ「チャレアーダ」
グアダラハラ観光をしながら「歩き方」を見てたら、建築物ばっかの見所の中にメキシコ版ロデオなるものを見つけました。すっかり頭に無かったけどカウボーイとかロデオとかってアメリカ周辺の名物じゃないですか。これは見たい!
チャレアーダは毎週日曜日に町の中心から少しはなれたところで行われてました。
僕らは道に迷いながらも開始時間ギリギリで到着。会場は思っていたより小さめ(正直しょぼい感じ)でお客もそんなに入っていなくて、前日の豪雨で会場が水浸しでまだ始まらなそう。準備もノラリクラリと急ぐ気配も無し。ゆるーい芸でも始まるんじゃないかと心配になりました。
一時間ほど遅れてようやく開始の様子。気づくと会場もそれなりに客が入って賑やかに。
客は観光客というよりは「チャレアーダ」が好きで毎週来てます!みたいな人が多かったかなぁ。おっちゃんはカウボーイのカッコしてるし、子供なんかはフル装備でコスプレ状態の子も。
競技の方は、まず直線で逃げる牛を投げ縄でとっ捕まえるのから始まり、次に併走して尻尾をつかんで転ばすといった感じで、牛が結構ハデに転ぶのでいきなり目が離せなくなりました。会場もそれが成功すると「ワァー」とか「オオー」とか盛り上がってました。
それが終わると今度は客席に囲まれた丸い競技場に入り、ロデオが始まりました。ロデオはが終わると、その牛を追い掛け回し競技場をグルグルしながら取り押さえる、牛が終わると馬でやってました。
これは最初のより近い位置でやってくれるので迫力が全然違って、客も更に大盛り上がり。うまく成功すると客が被ってた帽子を投げ入れてました。僕らも「オオー」とかいいながら見入ってました。
動きが早いし一瞬で決まったりするのでカメラで追いかけるのが難しかったけれど、地元の人たちで盛り上がってる伝統的なものは、やっぱりオモシロイ!次は何が見れっかなー。
《マサヒロ》
■ダンスも音楽も身近な存在
ティファナはアメリカナイズされていたので本当のメキシコを感じませんでしたが、グアダラハラは想像通りのメキシコでした。いろいろなところから音楽が流れていて気分上々。
ギターやバイオリンをもったおっちゃんは町中だけではなく市場でも演奏しているくらいなので、音楽が生活の一部なんだなぁとつくづく思いました。
週末に教会前の広場でイベントが開催され、ここハリスコ州で本場のハリスコ舞踏を見ました。やったーラッキー!
女性はど派手なスカートを大きく振り、男性は軽快な音楽に合わせて床を叩いてリズムをとり、超ノリノリ。衣装の華やかさもステキでしたが、男女が楽しそうにダンスをしているので釘付けになってしまいました。
ミュージカルもおもしろいけど、民族舞踊もステキ☆どこかで短期特訓してくれないでしょうか。
メキシコってなんて楽しいんでしょう。地方によって音楽やダンスが違うらしいし、これからすごい楽しみ!!
《アユミ》
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★★★☆☆
7イレブンにブリトーがう売っている! |
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★★★★☆
スペイン語通じるとすごい嬉しい |
【治安】観光スポット周辺はチャリンコ警官がパトロールしているので安心。
【物価】ティファナより安い。市民が利用する安飯屋がたくさんある。ホテルは2000円以下あり。
【市内交通】徒歩だけで十分。ただし長距離バスターミナルは遠いので市内バスかタクシー。
【食】近くに市場があるので安飯あり。高級レストランで安くランチビュッフェを食べられる。激ウマ!
【リベルタ市場】
市場の1,2階にある安飯屋オススメ。お店がかなりたくさんあるので迷うけど、大体同じような店ばっか。メキシコ人に並んで狭いテーブルで食べるのが楽しい!ちなみにこの市場は海賊版DVDが溢れている。
【日の入りは21時】
21時頃にやっと暗くなるので1日が長く感じる。でもお店は18時くらいから閉めてしまうので平日の夜は人通りが一気になくなる。メキシコ人って案外夜に出歩かないのね。