■出国手続き無しの国境越え

サンディエゴに行きましたがあまりのホテル代の高さに1日で退散し、さっさとメキシコに入国しました。
陸路の国境越えはとーっても簡単で、その代わりとーっても不安。
というのもアメリカからメキシコへ陸路で入国する場合、72時間100マイル以内であれば手続き無しで出入りできてしまうというシステムだからです。アメリカの出国手続きはなく、メキシコの国境を渡って鉄格子の回転扉を通過すればハイ、メキシコへようこそって感じ。これぞ顔パス国境！！

あまりにも簡単に入国できてしまうのですが、南下していく旅行者は要注意。メキシコのイミグレに向かい『ツーリストカード』という紙切れに必要事項を記入し、入国税を払い、滞在可能期間を係員のおっさんに書いてもらったらスタンプをもらわなくてはいけません。自己申告なのです。
パスポートにはアメリカ入国カードがホチキスで留まったままだし、出国スタンプもない。大丈夫って言われたけど、なんか不安だー。

さて、メキシコで最初に訪れたティファナはアメリカからの観光客が多く、メキシコ政府が外貨獲得の為に関税免除地域にしたという国際都市らしいです。半分アメリカで半分メキシコって感じでしょうか。
でも町行く人の顔はラテン系が多く、国境ひとつ越えただけで、一気にスペイン語圏になりました！初めてのスペイン語にドキドキしています。

■サンディエゴスーパーマーケット

ロスから2時間半でバスに乗って到着。
車が沢山走りオープンカフェやレストランがズラッと並び、多人種がウロウロしてて賑やか！ロスを凝縮したような、これぞアメリカといった町でした。
しかし宿代が激高で、これ以上米国にはいられないっつーことで特に観光スポットなんかには行かず、町歩きとアメリカで一度行ってみたかったスーパーマーケットに行きました。

TVなどではたまに見るのですが実際来て見て超感動！やっぱり商品がデカイ！ジュースはでかい洗剤？のような容器に入ってるし、コーラなんかも3リットル容器、アイスはバケツサイズだし、デカイケーキが日本のコンビニの小さいケーキのように山済みになっていて見てて楽しい。それになんといっても客が一番デカイ。
店にいたおばちゃんなんか太り過ぎで（横綱級）歩けないのか歩かないのか電動車椅子で買い物しててそこまでして食べるかといった感じ。アメリカは肥満の問題があるならそんな楽な乗り物作っちゃダメだよね、それにおばちゃんガンガンかごに入れてて痩せる気全く無さそーだし。

カラフルなアメリカンデザインで並んでいる品物は、おもちゃみたいで見ているだけでウキウキしました。こういうの見てるとコンプリートしたくなるんだよなぁ。
食べ物もデカイだけじゃなくウマそーに並んでてこれじゃあのおばちゃん程じゃないけど太るなって思いました。
でもできれば一度太ってもいいから好き放題やってみたいと思いました。

■アメリカから陸路でメキシコイン まとめ

私たちの国境越えをちょいとまとめてみました。ご参考に
�@サンディエゴからアメリカ側国境の町サンイシドロ（ブルーライントロリーで終点）まで行く。
�A降りたら目の前のメキシコ入国ゲートへ。陸橋を渡る。
�B鉄格子の回転扉を過ぎて100Mくらい先の左手にあるイミグレに行く。
�C中でTV見ているだらけたおっさんに「ツーリストカードちょうだい｣と言ってカードをもらい必要事項を書く。
�Dおっさんに「どこに行くんだ」と言われるので適当に「メキシコシティ｣と。
�Eおっさんがカードに滞在可能期間を記入してくれる。（私たちはなぜか180日もくれた。）
�F「入国税1人23ドルを払え」と言われるのでそのイミグレの10Mくらい先(銀行？）で払ってくる。※日曜でも問題なしだった。
�G戻ったらおっさんがツーリストカードとパスポートにスタンプをくれる。
�Hもう1つの回転扉をくぐっていざメキシコイン！
●ツーリストカードは無くさないように。
●アメリカ出国手続きはない。すごく不安になってメキシコ入国後にUSAのイミグレに行ってみたが「そのままで大丈夫｣と言われ結局出国スタンプは押してくれなかった。ガイドブックにはメキシコ･シティのオフィスに返送することになっているが、今のところ不明。ま、大丈夫なんでしょう。
●ロスからグレイハウンドバスで直接サンイシドロに行くことも可。
●入国管理のおっさんはやる気がありません。ダラッダラです。

	★★★☆☆ ブリトーの本場だ！
	★★★☆☆ 不安な国境越えだったな

●サンディエゴ
【治安】大通りは飲み屋が多く、比較的人通りが多いので平気。
【物価】安宿がない！ホテルを数件聞いて回ったが大体ダブル65ドルくらい。高い〜！！バーでビールを飲んだら3杯で18ドル+チップ
【交通】バスとトロリーで市内観光ラクラク。
【食】なんでもあり。YHにキッチンがあったので自炊をした。近くに大型のスーパーがあり、『想像通りのアメリカのスーパー』って感じでおもしろい。だって商品がスーパーサイズ。

●ティファナ
【治安】町中に警官がパトロールしているので安心。朝も7時半には外を見回っていた。ただ日が暮れるとお土産屋が閉まるので人通りが一気に減る。
【物価】サンディエゴの半分以下。特にホテル代はサンディエゴの1/3になった。
【交通】国境を越えるとタクシーがたむろっているけど、メイン通りまで歩ける距離。国境近くのバスターミナルからグアダラハラ方面のバスあり。カードは使えない。
【食】メキシコ料理一色。通りにはタコス屋台。

【ティファナのATM】
ティファナでATMはレボルシオン通りまで行かないとありませんでした。しかも日曜日は銀行が閉まっていてペソを出せず。ドル札を出せるATMはレボルシオン通りのカジノにあります。両替屋はたくさんあります。ティファナはドルも使えるけれど、ペソが欲しい時は月曜日まで待つしかなさそう。

【ティファナのおっさん】
お土産屋のおっさんたちは日本語で「シンコンサンワリビキ」「サイタマケン！！」「タスケテクダサイ」と話しかけてくる。どこで覚えたのでしょう。すごい笑える！！