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2008

久々に日本人に会ってテンションUP!

国/ベトナム【2カ国目】 滞在地/フエ【11ヶ所目】 ホテル情報
フエ写真ハノイから寝台バスでフエという町に来ました。
最後尾のベットを選んだらやや斜めになっていたので、所要約13時間の間微妙に滑り台状態。足で踏ん張っていないと徐々に滑っていくので、気がついたら下の方で小さくなって寝ていました。
あ〜小型で良かったなぁ。マサは寝れない上に「前で寝てる巨漢のいびきがうるさくて寝れない」とブツブツ。
でもツアーバスだったでので、安心して乗れました。ローカルな方がリアルベトナムを体験できるけどね、寿命が縮まりますから・・・。

フエに着いたら夏でした。
ハノイでは3枚も重ね着していたのに。バスから降りたら夏でした。
暖かいところに行くと心が開放的になるなぁ。上着を脱いだら冬眠から覚めたかのようにテンション上がりました。

■日本人率高!フエの日本人宿

フエでは楽しみにしていたことがあります。
インターネットやガイドブックで評判が良く、広州で知り合った旅人さんからも紹介されたフエの日本人宿『ビンジュオン』。
”海外に行ってまで、日本人が集まるところに行かなくてもいいんじゃないの?”
と以前は思っていましたが、中国から来た私たちは日本人に余り会うことがなかったので旅人同士で情報を交換したり、知り合いを作ることも旅の楽しみなのだ!
スタッフは日本語を話せる人が多く、気軽に話しかけてくれて超フレンドリー。スタッフとの世間話も楽しかったなぁ。

ロビーには日本の漫画が並んでいているので、沈没しちゃう人も多いらしい・・・。
う〜ん、納得。値段の割りにとてもきれいな部屋だし、漫画もあるし、その上話し相手に困らない!
マサはこの滞在中に北斗の拳読破しちゃいました。

ここにはそれぞれ自分流の旅を続けている日本人がたくさん滞在していました。
”東南アジアには日本人がたくさんいるよ”と聞いていましたが、その通りおもしろ〜い旅人がたくさんいて、マサも私も旅話を聞いて話して楽しみました。
久々に日本人の旅人に会ったので、うれしくてうれしくて更にテンション上がっちゃいました。
フエ写真
カジノで何十万円すった大学生、イミダスの付録に付いていた世界地図で旅していた大学生?、茶道道具持ちながら旅している人、世界一周している同い年の人、ユーラシア大陸を横断してきた人やこれからタンザニアで働く人など、世界にはいろんな人がいるもんだなぁ。
ここで知り合った大学生のリョ−君とカナちゃんたちとご飯食べに行ったり、アイス食べに行ったりして楽しみました。
同じ20代だけど、若いみんなと話して2人とも心が洗われたなぁ。
私たち、この旅ではちょっと保守的になり過ぎていたかも。
マサも私も元気が出ました。この出会いに感謝!

日本では接点のない者同士が、こうしてどこかの国でビールを飲みながら旅話をするってとてもオモシロイねぇ。
確かに日本人宿ばかりでは物足りなくなるけど、たまにはイイかも!
次の日にはそれぞれ旅立ってバラバラになってしまうけど、きっとどこかで誰かと再会したりするんだろうな。
出会いですなぁ。あぁ、一期一会ですなぁ。素敵な言葉ですなぁ。

■チャリンコでローカルベトナムを疾走

フエには大きな世界遺産があり、他にもいろいろな見どころが点在しているので、バスで知り合ったカナちゃんと3人でブラブラチャリンコ散策をしました。

ヤバイ。 日差しが強い!
中国では何度も中国人に間違えられましたが、ベトナム人に間違えられる日も近そうです。
でも真っ青の空の下でチャリンコをこぐって、なんて気持ちが良いのでしょう!
真っ黒に焼けたカナちゃんを見ていたら、焼けてもイイかなぁ〜と思えてきちゃいました。

ホテルが多い地域から少し離れるとそこにはローカルベトナムがありました。
ハノイとは明らかに違う雰囲気。のんびりしています。
ちなみに安飯屋のチジミ丼は30円。チェーは15円。ローカルだねぇ。
若干道に迷いながらも、ベトナム人の生活を見ながら楽しみました。
河がゆ〜っくり流れる道沿いはバイクも車もほとんど通らず最高!ベトナムの本当の姿かもしれないなぁ。
フエ写真 フエ写真そしてたどり着きました、世界遺産の王宮群。デカイ!
遺跡の中にテニスコートがあったのは不思議でしたが、やっぱ世界遺産を見ると感激します。

この世界遺産は比較的新しいのですが、正面以外ほぼ壊滅状態です。なぜでしょう。
その理由・・・。それはこの地が30年前に戦場だったからです。壊滅された遺跡をみると戦争をひしひしと感じさせます。

この地で1万人以上の人が犠牲になったそうです。
一緒にいたカナちゃんは弾丸の跡を見たらしい。
遺跡の近くにはかつて使用されたアメリカン軍の戦車や砲弾が展示してあります。
本物の戦車は始めてみたので、興奮しましたが、『あの戦車・・・。使われていたんだよなぁ・・・。』と後になって実感。
私が生まれる12年前に本当にここが戦場だったんだと、頭の中で一瞬モノクロに写った戦場が思い浮かびました。
恐ろしい・・・。
王宮、ゆっくりと流れる河、緑豊かな大地を見ていると、「本当にこの地が戦場だったの!?」と思ってしまいます。
いつもしつこいバイタクのおっちゃんも、べらぼうに吹っかけてくる物売りのおばちゃんもいろいろな人生があったんだろうな。
それを考えるとちょっと切ない。
戦争は遺跡も人の生活も全て壊す!!あぁ、その世に戦争がなくなればいいのに。

フエ写真
フエ写真

今回のオチ/とうとうやってしまった・・・。とっても充実した日だったのに、人様のガイドブックをなくす。ガーン・・・。
そしたらこの後ハノイに行って日本に帰る大学生が「僕はコピーでいいっすよ」って地球の歩き方をくれました。
なんて親切なのかしら。感動。本当に感謝!
7月に青年海外協力隊としてタンザニアに行く彼。借りを返せる日がいつかくるかもしれない。
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